Krishnamurti Subtitles
|
RV78DS5 - 言葉ではなく、人間を見なさい。
|
| 0:29 クリシュナムルティ: これが、 私たちの間の、最後の講話だと、思います。 で、私たちは、何について、 話しましょうか。 学生: 観察です。 |
| 0:43 K: 何ですか。 |
| 0:47 君は、観察について、 議論したいでしょう。 他に何か? |
| 0:54 学生: 怒りです。 |
| 0:56 K: 怒り。 他に、君たちは、何について 議論したいのでしょうか。 |
| 1:03 学生: 精神を静かに 保つことについて。 |
| 1:08 K: 精神を静かに 教えることについて。 |
| 1:13 学生: 精神を静かに保つこと。 |
| 1:16 K: 精神を静かに保つこと。 |
| 1:23 学生: なぜそもそも、規則が あるべきなのでしょうか。 |
| 1:28 K: なぜ規則が、 あるべきなのでしょうか。 他に何か? 私の二人の友だちは、 どこにいますか。 さあ、どうぞ。 もう一人は? K: おはよう。おはよう。 |
| 2:14 学生: おはよう。 |
| 2:22 K: 観察、怒りと、 精神をどう静かに保つのか。 |
| 2:38 学生: 貧困。 |
| 2:42 K: なぜ私たちは、 規則を持つべきなのか。 君は、それが好きですか。 私たちは、精神をどう静かに 保つのか、から、始めましょうか。 君はそれについて、議論したい でしょうか。 |
| 3:00 学生: はい。 |
| 3:01 K: なぜですか。 なぜ君は、精神は静かに 保たれるべきだと、考えますか。 |
| 3:10 学生: エネルギーを、むだにしません。 |
| 3:18 K: 精神が静かでないなら・・・ 私の友だちは、言います - エネルギーを むだにしないだろう、と。 それを静かに保つなら、君は、 大変多くのエネルギーを、 持ちます。 君は、それについて、 話したいと思いますか。 または、君は、 なぜ私たちは、学校に規則を 持つべきなのかについて、 話をしたいと思いますか。 そういうことですか。 そして、怒りについて、 などですか。 君は、何について、話を したいのでしょうか。 |
| 3:58 学生: 精神、です。 |
| 4:00 K: 精神。 精神を静かに保つこと。 あの子は、観察することは、 可能なのかを、訊ねました - 観察するというのは、 どういう意味ですか、と。 さて、君は、自分の精神を 観察するのでしょうか。 君は、自分が考えるのを、 観察できますか。 |
| 4:33 学生: はい。 |
| 4:35 学生: 私たちがそれに、 深く入るなら。 |
| 4:38 K: 私たちは、ゆっくり始めましょう。 それから、きわめて深く行きましょう。 私たちは、初めに、 自分の精神が働いているのを、 観察することから、始めます - 私たちが、 樹々、丘、人々、村人を、 見つめているとき、です。 (学校付属の)農村センター、 そして、君自身を、です。 さて、君が、 観察する、と言うとき、 君がいうそれは、 どういう意味ですか。 私は山々を観察します。 |
| 5:13 学生: 気をつけて見ること。 気をつけて見て、 それを研究することです。 |
| 5:18 K: 初めに、気をつけて見る。 君がいう、気をつけて見るとは、 どういう意味ですか。 |
| 5:26 学生: それへ深く 集中することです。 |
| 5:31 K: それへ集中すること。 すなわち、見ることは、 注意をもって見ることを、 意味すると、君は言っています。 それが、君がいう意味ですか。 |
| 5:43 学生: いいえ。 それを深く覗きみます。 |
| 5:49 K: さて、君がいう、それを深く 覗きみるとは、どういう意味ですか。 |
| 5:53 学生: それを理解することです。 |
| 5:55 K: 君は、あの樹を見つめています。 そうでしょう? そこにあの樹が、あります。 それを見つめてください。 君は、それを深く見つめますか。 それを理解しますか。 |
| 6:10 学生: 僕たちはそれを、自分が 前にやった何かへ、関係づけます。 |
| 6:16 K: そのとおりです。 君はそれを、何かへ、 関係づけます - 自分が前に、 それに関して、 憶えたことへ、です。 いいですか? 気をつけて、ゆっくり、 考えてください。 君は、山を見つめます。 君は、あそこの、 あのものを、見つめます。 君は、「山」という言葉を、 使ってきました - それは、過去へ関係しています。 ですね? そして、「あれは山だ」と言います。 いいですか。それは明らかですか。 |
| 6:46 学生: はい。 |
| 6:49 K: で、樹を見つめるとき、 君はすでに、 そう呼ばれるものを、憶えています - すなわち、樹を、です。 で、君は、「あれは 樹だ」と言います。 さて、気をつけて、 ただ聞いてください。 君は、あのものを、見つめて、それを 山と呼ばないことが、できますか。 学生: いいえ。 |
| 7:09 K: やってみてください。 |
| 7:11 「いいえ」と言わずに、 してください。 ごらん、それが観察です。 理解できますか。 |
| 7:17 その言葉なしに観察する。 |
| 7:23 学生: それを叙述することなく。 |
| 7:26 K: ええ。その言葉なしに、 過去を、 作用させることなしに、です。 |
| 7:36 学生: それが山であることを、 知っているとき、 どうして、それは山ではないと、 言えますか。 |
| 7:39 K: 何ですか。 |
| 7:40 学生: それは山であると 知っているなら、 どうして、それは山ではないと、 言えますか。 |
| 7:43 K: 私は、それは山ではないと、 言いませんでした。 私はただ、こう言いました - 君は、あそこの高いあのものを、 それに名づけることなく、 見つめられますか、と。 それに名づけることは、それを山と 名づけることを、意味しています。 「山」という言葉を使わずに、 ただそれを見つめてください。 |
| 8:06 学生: なぜ私たちは、 そうすべきですか。 |
| 8:12 K: なぜ君は、 そうすべきですか。 なぜなら、君が「山」と 言った瞬間、君の精神はすでに、 見ることより、離れてしまった からです。 分かりましたか。 さて、私が言ったことを、 気をつけて検討してください。 私が言ったことを、受け入れないで、 私が言ったことを、見つめてください。 私は、こう言いました - 「山」という言葉を使うとき、 君はすでに、それより 離れてしまった、と。 ただ聞いて、聞いて、聞いて。 君の名前は、何ですか。 |
| 8:43 学生: サンジャイです。 |
| 8:45 K: サンジャイね。 |
| 8:46 君は、(元首相、インディラ・) ガンディーの息子ではないよね? |
| 8:54 学生: いいえ。 |
| 9:04 K: 君はサンジャイです。 さて、私が、「君はサンジャイだ」と 言うとき、何が起きましたか。 「サンジャイ」という言葉は、 私がその言葉なしに、君を 見つめるのを、阻止してきました。 なぜなら、私は、サンジャイという 言葉に、慣れているからです。 私は、繰り返してきました - サンジャイ、サンジャイ、と。 ですね? ですが、その言葉は、私が君を 見つめるのを、阻止します。 気をつけて。初めに、私が 言っていることを、捉えてください。 |
| 9:36 学生: 僕はそれを捉えられません。 なぜなら、僕は、山が見えるなら、 山を見つめられるし、それが 何であるかが、見えるからです。 それは、岩々を持っている、それは、樹々と あらゆるものを持っているのが、見えます。 僕は初めに、それに 「山」と名づけられます。 |
| 9:46 K: でも、君は、それに名づける ことなく、それを見つめられますか。 |
| 9:50 学生: それを見つめるというのは、 どういう意味ですか。 |
| 9:51 K: それを見つめて、 それを山と呼ばないでください。 ただ見つめる。 これは、君が理解するのが、 とても重要です。 学生: それは、どう役立ちますか。 |
| 10:06 K: 私は一分間で、君に示しましょう。 |
| 10:08 辛抱してください。いいね? |
| 10:12 学生: それは、私たちは過去を 忘れなくてはいけない、って意味です。 |
| 10:13 K: いいえ。 ゆっくり行ってください。 お姉さん、私はそれを、 君に説明しましょう。 私が言っていることを、 理解してください。 君の名前は、何ですか。 |
| 10:23 学生: デーチューです。 |
| 10:24 K: デーチュー、ですね。 |
| 10:26 私は君を、デーチューとして 知っています。 デーチューという言葉は、 君ではありません。 |
| 10:39 学生: それは、 どういう意味ですか。 |
| 10:42 K: 気をつけて、 聞いてください。 デーチューという言葉は、 君ではないですね。 |
| 10:49 学生: 私です。 |
| 10:52 K: それは、部分的には君です。 君の全体ではない。 学生: ええ。 K: で、デーチューという言葉は、 君の全体ではない。 いいですか。 |
| 11:02 学生: はい。 |
| 11:02 K: サンジャイは、 この全部のものではないですね。 それは、名前です。 で、ただ、気をつけて 聞いてください。 マイクロフォンという言葉は、 あれではありません。 言葉は、 あれではありません。 いいですか? 分かりますか。 |
| 11:23 学生: はい。全体のものは、 何か違ったものです。 |
| 11:26 K: ええ。 で、言葉、例えば、屋根は、 実際の事実ではないですね。 |
| 11:36 学生: 僕は、これを 理解できません。 |
| 11:41 K: 君は、ドアを知っていますね? 学生: はい。 |
| 11:43 ドアという言葉は、 ドアが作られているところの、 |
| 11:45 実際の木材ではありません。 で、言葉は、 そのものではありません。 それは明らかですか。 |
| 11:58 学生: はい。 |
| 11:59 K: さて、憶えておいてください。よくよく 気をつけて、これを心に留めてください。 |
| 12:03 学生: それは、屋根がセメントから 作られていることを、意味します。 で、それは屋根であるとは、 言えません。 それが何であるかを、 けっして言えません。 |
| 12:08 K: そのとおり、そのとおりです。 屋根は、そのものではありません。 ですね? ドアは、 実際のドアではありません。 |
| 12:17 学生: そのように作られたとき、 それは、ドアとして知られます。 |
| 12:19 K: ええ。そのように 作られますが、 それは、 実際の事実ではないですね? |
| 12:26 学生: 木材はドアではない、と 仰っているわけです。 |
| 12:30 K: いいえ、違うよ。 さて、私の名前は、Kです。 ですね? ですが、私はKではありません。 言葉は、私ではありません。 分かりましたか。 その言葉は、私ではありません。 その言葉はただ、私を 表現するだけです。 ですね? で、その言葉は実際には、 私ではありません。 学生: あなたは、呼ばれるだけです。 |
| 13:05 K: ええ。 |
| 13:07 サンジャイは、人物の名前ですが、 |
| 13:08 その人物は、 その言葉ではありません。 分かりましたか。 |
| 13:16 学生: はい。 |
| 13:17 K: これを明らかにしてください。 これは理解するのが、とても重要です。 山という言葉は、 あれではありません。 それを捉えましたか。 |
| 13:27 学生: はい。 |
| 13:29 K: 確かですか。 で、君は、何か、生において とても重要なことを、学んだのです - 言葉は、 そのものではありません。 |
| 13:40 学生: 言葉は、対象物を 表現します。 |
| 13:43 K: それで、すべてです。 |
| 13:45 学生: ええ。ですが、 対象物を表現する言葉が、 なぜ自分と、実際の観察との間に、 入ってくるんでしょうか。 |
| 13:51 K: 何ですか? |
| 13:52 ナラヤン: 言葉は、 対象物を表現します。 なぜ言葉は、自分と実際の観察との間に、 入ってくるのでしょうか。 |
| 14:00 K: そうなんです。ですが、一般的に、 言葉は、間に入ってきます。 |
| 14:05 学生: いえ。あなたは、 それを、山と呼びます。 山という言葉は、 対象物を表示しますが、 あなたは、山を見つめます。 あなたはそれを、何かと 呼ばなくてはいけませんが、 山を、そうであるものに、 見られます - あなたがそれを、山と呼んでいると いう事実に関わらず、です。 |
| 14:21 K: そうです。でも、ちょっと待って ください。それより、もう少し複雑です。 私は君を、もう少し 連れて行きましょう。 すなわち、言葉は - 私が言ったことを、 どうぞ、心に留めてください - 言葉は、そのものではない。 いいですか? サンジャイという言葉は、 彼ではありません。 いいですか? 明らかですか。 さて、言葉が、観察者と観察される ものとの間に、入って来るとき、 そのとき、言葉は、 散漫にさせます。 |
| 14:58 学生: それは、自分がそれを 見つめるのを、止めさせます。 |
| 15:01 K: そのとおりです。それは、君が自分を、 デーチューを見つめるのを、止めさせます。 その言葉は、私が君を 見つめるのを、阻止します。 その言葉は - 気をつけて聞いてください - 言葉、象徴、評判。 例えば、私は、評判を 取っていると、します、 なぜかは、誰も知りませんが、 私は、評判を取っています。 君は、私について、イメージを 築いてきました。 ですね? 私を見つめるには、君は、 イメージ、評判、名前より、 自由でなければなりません。 そのときにだけ、君は、私を 適切に見つめられます。 分かりましたか。 確かですか。 |
| 15:48 学生: はい。 |
| 15:49 K: で、君が観察するとき、 言葉が介入してはなりません。 ゆっくり行ってください。 私は それを、進めようとしています。 なぜなら、言葉は、私が君を検討するのを、 阻止するであろうからです。 |
| 16:05 学生: でも、僕は、知らない内に、 すぐにそれに、名づけるでしょう。 なぜなら、僕はいつも、それに 名づけてきたからです。 |
| 16:09 K: まさにそうなんです。君は いつも、私に名づけています。 君はいつも、名づけています - ちょっと待って - 君はいつも、私のイメージを、 持ちつつあります。 それは、君に 語られてきたのです。 君は、それを 聞いてきた、などです。 君は、私について、 イメージを作ってきました。 そのイメージは、言葉です。 ですが、そのイメージ、 その言葉は、 実際に、 このものではありません。 で、君が、私を見つめたいとき、 君は、言葉、イメージ、名前から 自由でなければなりません - 理解できますか - そのとき私は、君を 見つめられます。 もし私が君に、もし私が、「おまえは 共産主義者だ」と言うなら、 それで終了です。 私は、君を見つめられません。 理解されますか。 |
| 17:00 学生: 介入するのは、 イメージです。名前ではありません。 |
| 17:05 K: そうなんです。 それは、イメージ、 言葉、名前です - 君が共産主義者であるなら、 私が君を見つめるのを、阻止するのは。 私は、君を見つめたいと思います。 言葉ではない。名前ではない。 分かりましたか。 で、これを理解することは、 とても重要です。 例えば、人々は、「ああ、彼は イスラム教徒だ」と、言います。 いいですか? 「イスラム教徒」という言葉は、 大変多くの連想を、持っています。 その言葉は、私が人間を 見つめるのを、阻止するでしょう。 分かりましたか。 |
| 17:46 学生: 彼をイスラム教徒と呼ぶままに、 しておきます。 |
| 17:50 K: 彼をイスラム教徒と呼ばないでください。 学生: ええ、でも、そのままにしておきます。 |
| 17:51 K: そのままにしておく。 そのとおりです。 |
| 17:53 学生: もし、山を見つめるのなら、 |
| 17:56 「それは山だ」と言うだけです。 それを見つめません。 それが山であるのを、知らないなら、 それを検討します。 |
| 18:03 K: そのとおりです。 君は、分かりました。 君は、分かりましたね? 君は、そうするのでしょうか。 「はい」と言わないで、 そうしてください。 あのものを、見つめてください。 あの非常な高さ、 幾らかの高さ。 それを見つめてください。 その線すべて、 そこの石などを、見てください。 ですが、君が、「山」と言った瞬間、 それは終了しました。 君は見ません。 分かりましたか。 |
| 18:31 学生: はい。それは真実ですが、 僕たちは、どうやってそうしますか。 なぜなら、僕たちは、それが山であるのを、 知っているからです。僕たちは知っています。 |
| 18:38 K: もちろん、君は、それが山で あるのを、知っていますよ。お兄さん。 |
| 18:41 学生: で、僕たちはそれを、 山と呼びます。 K: いいえ! |
| 18:43 君がそれを、「山」と呼ぶのは、 知っていますよ。いいかな、 |
| 18:45 山を忘れてください。 私は君を見つめています。 君の名前は、サンジャイです。 さて、サンジャイという言葉は、 君ではありません。 言葉は、君ではありません。 学生: はい。 |
| 19:05 K: で、言葉は君ではありません。 |
| 19:07 山という言葉は、 あれではありません。 |
| 19:09 分かりましたか。 学生: 同意します。 |
| 19:15 でも、僕は、それを山と呼ぶよう、 いつも条件づけられてきました。 K: ええ、そのとおりです。 |
| 19:19 学生: で、 僕はどうやって、それを取り除きますか。 |
| 19:21 K: いえ、君は、それを 取り除きません。 |
| 19:22 でも、言葉がいかに、君が見るのを 阻止するのかを、見てください。 学生: ええ。 |
| 19:30 K: それで、すべてです。 |
| 19:32 学生: 仮に、教えている間、 |
| 19:35 初めに、学生に、対象物を示し、 それから彼に、名前を語ります。 |
| 19:42 K: そのとおりです。 |
| 19:45 学生: 教える間、と彼は、言います - あなたは初めに、対象物へ名づけ、 それから、それが何であるかの物語を 語らなくてはなりません。 |
| 19:49 ナラヤン: いえ、いえ。彼は、 正反対のことを、言っています。 教えている間、初めに、対象物を 示し、それから名前を与えるべきです。 |
| 19:55 K: それが、彼が言っていることです。 全くそのとおり。 これがいかに重要なのかを、 理解できますか。 初めに、対象物を見る。 対象物を検討する。 対象物を、覗きみる。 それから、それに名づけます。 が、私たちはそれに、名づけます。 そして、それを検討するのを、 忘れます。 分かりましたか。 君は確かに、分かったんですか。 |
| 20:16 学生: はい。 |
| 20:18 K: 君は、観察について、 あの質問をしました。 さて、これが、私が観察と いうことの意味です - 言葉なしに見る。 名前なしに、象徴なしに、です。 理解できますか。 |
| 20:36 学生: いいえ。 |
| 20:37 K: 「いいえ」というのは、 どういう意味ですか。 私は、説明してきました。 君は、聞いていなかったね? |
| 20:47 学生: たぶんそうです。 |
| 20:48 K: 全くそのとおり。 君は、質問をしましたが、 君は、忘れてしまい、 答えを聞きませんでした。 で、私はそれを、もう一回、 繰り返しましょう。 「マイクロフォン」という言葉は、 このものではないですね? いいですか? それは、明らかですか。 で、言葉は、けっして 現実のものではない。 私は、現実のものを見つめたいのなら、 言葉を、脇に置かなければなりません。 私が、君を見たいのなら、 私は名前を、脇に 置かなければなりません - それにより君が 認識されるものを、です。 私はそのとき、君を 見つめられます。 理解できますか。 仮に、君が、イスラム教徒を嫌う先入観を 持っている、とします。 「イスラム教徒」という言葉を、君は、他の たくさんの連想とともに、憶えています。 21:47 が、君が「イスラム教徒」と 呼んできたあの人間を、見つめるには、 君は、その言葉を、 忘れなければなりません。 そのとき君は、彼と 或る種の関係を、持ちます。 理解できますか。 で、君は、学んだのです - 気をつけて 聞いてください - 君は、生の中できわめて重要な 一つのことを、学んだのです。 すなわち、 言葉を、ではなく、 人間を見つめることです。 ですね? 彼が、(カースト制度の) 不可触民やハリジャンであるのか、 ヴァイシャ、ヒンドゥー、あれや これであるのかどうか、ではない。 君は、対象物を観察します。 君は、対象物です。 そして君は、名前ではありません。 これを、きわめて明らかに 分かりましたか。 |
| 22:35 学生: もし外国人を見て、彼を前に 見たことがなかったなら、 初めにすることは、彼に 名前を訊くことです。 |
| 22:43 K: 初めに、それを 見つめてください。 |
| 22:45 学生: はい。でも、ふつう、初めに することは、彼に名前を訊くことです。 |
| 22:50 K: 私は理解できません。 |
| 22:52 学生: ふつう、外国人を見るとき、 |
| 22:55 前に見たことがない人を、ですが。 K: 私は外国人です。はい。 |
| 22:56 学生: そのときすぐに、僕が あなたに訊ねる、初めのことは、 |
| 22:58 あなたの名前です。 K: ええ。なぜですか。 |
| 23:01 学生: なぜなら、それは、 私たちが持っている、 |
| 23:04 ただ一つの同一視、身元であるからです。 K: それで、すべてです。 |
|
23:05
ですが、同一視は、君が人間を 見つめるのを、阻止します。
ですね?
分かりましたか。 学生: はい。 K: 明らかであってください。 なぜなら、私は、何かへ、 入ろうとしているからです - 君は今すぐ、それを 理解するでしょう。 これが明らかでないなら、君は、私が 言っていることを、理解しないでしょう。 いいですか? 理解しましたか。 で、私は言っています - 観察する。 言葉やイメージに、 介入をさせないでください。 |
| 23:36 学生: あなたは、全体のことを、 見つめるよう、仰いました。 |
| 23:41 K: 全体のことを、ですね。 |
| 23:42 学生: 全体のことを、 見つめなくてはいけないのなら、 名前をも、 取り入れなくてはいけません。 |
| 23:47 K: ですが、私は、言いました - 名前に、君が全体を見つめるのを、 阻止させないでください、と。 いいですか。 分かりましたか。 で、君は、学んできました - もし君が、訊いてきたなら、もし 君が、注意を払ってきたなら、ですが - 君は、言葉なく観察することを、 学んできました。 いいですか? よし。 それが、私が観察と 言っていることの意味です。 さて、君は、自分の精神がおしゃべり しているのを、観察できますか。 君はそれを、観察できますか。 |
| 24:23 学生: はい。 |
| 24:24 K: できますね? たとえば、ほら、私は おしゃべりしている、としますね。 さて、気をつけて聞いてください。 聞いて、初めに聞いてください。 反応しないで、初めに 聞いてください。 すなわち、 君は、精神がおしゃべり しているのを、観察できますね。 さて、観察者は、 観察をする者は、 彼が観察しているものより、 異なっていますか。 気をつけて、 考えぬいてください。 学生: 繰り返してもらえますか。 |
| 24:57 K: 私は、繰り返しましょう。 |
| 24:59 私の精神は、おしゃべりを しています。 |
| 25:01 私は、自分自身に言います - それはおしゃべりしている、と。 私は、それがおしゃべり しているのを、知っています。 さて、観察者が、それはおしゃべり していると、言うとき、 観察者は、おしゃべり しているものより、異なっていますか。 気をつけて、考えぬいてください。 すばやく答えないでください。 |
| 25:34 学生: いいえ。 |
| 25:36 K: 彼らは、 「いいえ」と言います。 彼らに、なぜかを 訊ねてください。 なぜ彼らは、そうでないと、 言いますか。 学生: 僕は知りません。 |
| 25:46 K: まさにそうなんです。 |
| 25:48 あの女の子は、訊ねました。 君は、怒りについて話しました。 |
| 25:50 すみません。 君は、女の子ではないね。 それは、私が女の子を好きでない、 という意味ではありません。 私は、すごく気をつけなくては いけませんね? 君は、怒っています。 君は、怒りますね。 |
| 26:17 学生: はい。 |
| 26:19 K: 君はなぜ、怒りますか。 |
| 26:22 学生: なぜなら、僕は、その人物が していることが、嫌いであるからです。 |
| 26:27 K: でも、彼がしていることは、 正確なのかもしれません。 でも、君は、彼がしていることが、 好きではない。で、君は、怒りますね。 |
| 26:38 君は、怒るとき - 気をつけて、 質問を聞いてください。 初めに、気をつけて、 聞いてください - 怒りの瞬間に、 何が、起きつつありますか。 |
| 26:51 学生: 愛がありません。 自分は、その人物を、 愛していません。 |
| 26:58 K: いえ、いえ。 私は、君がその人物を 愛していないと、言っていません。 君が怒っているとき - 君は、怒ってきましたね? ほとんどの人間は、そうです。 君は怒っているとき、 その瞬間に、「私は怒っている」と 言う「君」は、ありませんね。 いいですか? その瞬間に、君は、「私は 怒っている」と、言います。 君はただ、怒りだけです。 明らかですか。 学生: 自分が怒っているのを、 知っています。 |
| 27:27 K: いいえ。 |
| 27:30 私が言っていることを、 聞いてください。 気をつけて、私が言っていることを、 聞いてください。 怒りの瞬間に、 君は、「私は怒っている」と 言いません。 ですね? それが過ぎ去ったときにだけ、君は、 「私は怒っている」と言います。 ですね? その点について、 明らかであってください。 で、怒りの瞬間に、 怒りと呼ばれる 状態だけが、あります。 一秒後か、一分後に、私は、 「私は怒っていた」と 言います。 いいですか? |
| 28:14 学生: また、怒るときにも、 知ることができるかもしれません。 僕が怒りつつあることを、 知ることができるかもしれません。 |
| 28:19 K: それは、どういう意味ですか。 気をつけて、 考えぬいてください。 手助けしましょう。 これは、私たちの教育です。 理解できますか。 これは、教育の一部です。 代数と数学や、地理や 歴史だけではない。 これは、君自身を 教育することの一部です - どう考えるのかの道です。 何を考えるのか、 ではありません。 違いを理解できますか。 何を考えるのか、ではなく、 どう考えるのか。 いいですか? で、君が怒っているとき、 怒りの瞬間に、 「君」はありません。 一秒後にのみ、君は、「私は 怒っていた」と、言います。 私は、質問をしています。 その怒りは - 気をつけて聞いてください - その怒りは、君より 異なっていますか。 |
| 29:24 学生: もちろんです。 異なっています。 |
| 29:27 K: 君は、聞いて いませんでした。 怒りは、君より 異なっていますか。 妬みは、君より 異なっていますか。 君が嫉妬しているとき、それは、 君より異なっていますか。 |
| 29:44 学生: いいえ。それが 形成されるのは、自分のせいです。 |
| 29:47 K: ええ。君のせいで、 それは存在します。 ですが、君はそれです。 |
| 29:53 学生: はい。 |
| 29:55 K: いいですか。明らかですか。 学生: いいえ。 |
| 29:56 学生: それは、自分自身より 生じます。すなわち、 |
| 30:02 自分は、自分が知っている ことに応じて、行為します。 時々、怒るし、時々、 幸せであるように、です。 で、それは、 自分の中にあります。 |
| 30:13 K: ごらん。君は、 痛みを持っているとき、 その痛みは、君より 異なっていますか。 |
| 30:21 学生: いいえ。 |
| 30:22 K: 気をつけて、 考えぬいてください。 すばやく答えないでください。 君は、歯の痛みを 持っています。 その歯の痛みは 君より、異なっていますか。 なぜなら、君は身体であり、 君は名前であり、 君は、自分が持つ性質 すべてであるからです。 ですね? 君は、こうも多く 学習してきました。 そのすべてが、君です。 ですね? 君の名前、君の形態 - 君が女の子であっても、 男の子であっても - 君の形態、 君の特徴 - 言っていることを 理解できますか - 君の傾向、 君のお父さん、お母さん、 伝統。 そのすべてが、君です。 そして、君の一部は また、怒りです。 学生: はい。 |
| 31:19 K: 君は、聞いてきましたか。 |
| 31:21 学生: はい。怒りは、自分の一部です。 K: そのとおりです。 |
| 31:22 で、君はけっして、怒りは自分より 異なっているとは、言えません。 |
| 31:24 これを理解することは、 とても重要です。 |
| 31:32 学生: 僕たちは、けっして そう言いません。 |
| 31:35 K: ええ。でも、君が怒るとき、 君はそれを、制御しようとします。 君は、怒ることは、 間違っていると、言おうとします。 で、君がそれを非難するとき、 君は・・・ |
| 31:47 学生: ・・・自分自身の一部を 非難している。 |
| 31:53 K: で、私は、考える者は・・・と、 言っています - 気をつけて聞いてください - 考える者は、思考です。 これは、少し困難です。 で、それを、ごく単純なままに しておきましょう。 観察する、 それを見つめる。 対象物を見つめる - それに名づけることなく、です。 それは明らかです。 そのとき君は、観察できます。 私は、君を 観察したいと思うなら、 君の名が、 介入してはなりません。 そのとき私は、君を 見つめられます。 |
| 32:35 学生: ですが、あなたは、私に話しかける ことでは、私を見つめられませんね? |
| 32:38 K: 私はただ、君を見つめます。 |
| 32:44 学生: 同じように、 自分の情動を、それらに 名づけずに、観察する。 |
| 32:49 N: 彼女は、こう言います - 同じように、自分の情動を、 それらに名づけずに、 観察しなければなりません。 |
| 32:55 K: そのとおりです。 君が怒るとき、それに名づけずに、 それを見つめてください。 分かりましたか。 君がこれを学ぶなら - 本当に学ぶなら - それは、一生をとおして、 君を助けるでしょう。 |
| 33:14 学生: どのように、ですか。 |
| 33:18 K: もし君が、怒りから、 自分自身を分離するなら、 そのとき君は、それを制御し ようとします。 ですね? そのとき君は、それを抑圧しようとします。 君は、それより逃げ去ろうとします。 ですが、君は、それであるなら、 逃げ去れません。 そのとき、奇妙なことが、 起きるのです。 君が怒りと呼んできたものこそが、 完全に変化します。 君は、よく気をつけて、これに 入らなくてはいけません。 君は、たぶんこれに入るには、 あまりに若すぎます。 |
| 33:51 学生: どのように それを、制御しますか。 |
| 33:55 K: ちょっと待ってください。 君はどのように、それを 制御しますか - 怒りを、です。 いいですか? なぜ君は、それを 制御したいと思いますか。 |
| 34:10 学生: それが好きではありません。 その状況が、好きではありません。 |
| 34:13 K: 君は、その状況が、 好きではない。 君は、何か楽しめるものが、 好きです。君はそれが好きです。 |
| 34:19 学生: それをつづけたいと思います。 |
| 34:21 K: 自分が、何をやっているかを、 見てください。 君は、何か好きなものを、 保っておきます。 君は、何か好きでないものを、 放り捨てますが、 怒りは、 それは、楽しみ、情動より、 大いに異なっていますか。 私はそれに、入らないでしょう。 君は、あまりに若すぎます。 で、名づけることなく、 何かを見つめる。 それを単純なままに しておいてください。 さて、君は、知りたいと思います - なぜ自分の精神が おしゃべりしているのかと、 それについて、 何をすべきか、です。 ですね? まず第一に、君は、なぜ 自分の精神がおしゃべりするかを、 見出したことが、ありますか。 |
| 35:11 学生: なぜなら、それに対して、 制御をできていないからです。 |
| 35:14 K: いいえ。 制御しないでください。 私は初めに、言いました。 君は観察 しましたか。君は、見つめましたか。 君は検討しましたか - なぜ自分の精神は、おしゃべりし、 一つのことから別へ 行くのかを、です。いいですか? |
| 35:28 学生: なぜなら、自分は、 多くのことを、知っているからです。 |
| 35:33 K: 君は、多くのことを知っている。 いいですよ。 が、なぜ、一つのことから別へ、 蝶々のように、行きますか。 |
| 35:40 学生: 僕は、歩いているとき、 多くの物事を見ます。 すべての思考が、僕の頭に入ってきます。 それらは、ぐるぐる回りつづけます。 K: ええ、それが・・・ |
| 35:49 学生: すでに 自分が見てきたことについても、 僕はやはり、それに ついて考えています。 K: 見出してください。 私は、君に訊ねています。 なぜ君の精神が、一つのことから別へ 行くのかを、見出してください。 |
| 35:59 学生: なぜなら、自分が 注意深くないからです。 |
| 36:06 学生: 観察しません。 K: いいえ。 私は、君に訊ねていません。 |
| 36:07 君は、私の問いに 答えていません。 君は、自分の試験について、 考えています。 君は、山を登ることについて、 考えています。 君は、テニスをすることについて、 考えています。 よろしいですか。 ごちゃ混ぜです。 なぜですか。 学生: 自分の精神は、自分自身です。 |
| 36:32 K: いいえ! |
| 36:33 学生: 記憶ですか。 |
| 36:34 K: 君の精神は、なぜ おしゃべりしていますか。 |
| 36:36 学生: 観察しません。 |
| 36:42 K: それが、 一つの理由ですが・・・ |
| 36:44 それは - 気をつけて、 聞いてください - それが習慣であるから、 君の精神は、おしゃべりしていますか。 学生: 習慣? |
| 36:56 K: 習慣です。 |
| 36:56 学生: いいえ。 K: いいえ? |
| 36:57 学生: それは、習慣ではありません。 |
| 36:59 K: なぜですか。 学生: それは、自然に出てきます。 |
| 36:59 K: それは、習慣なのかもしれません。 |
| 36:59 それは、たぶん、君がお父さんから 相続したのかもしれません。 |
| 37:01 そのまたお父さんも・・・ 学生: それは、習慣なのかもしれません。 |
| 37:03 K: はい。それは、 習慣でありえます。ですね? |
| 37:09 学生: どうして、 そうなりえますか。 |
| 37:10 自分のせいです。 |
| 37:16 自分が、考えはじめるとき、 「僕はおしゃべりを始めよう」、 「僕は今、自分の精神に おしゃべりをさせよう」 とは、言わないでしょう。 「僕は、自分の精神に、おしゃべりを させよう」とは、言いません。 |
| 37:31 K: ええ。それは、 おしゃべりします。 |
| 37:33 学生: それは、自分で勝手におしゃべり します。 K: そうです。 |
| 37:33 学生: 習慣さえも、そのように 自分へ訪れます。 K: ええ。 |
| 37:35 君は、それを理解できませんか。 ええ、私は説明しましょう。 |
| 37:36 まず第一に、習慣とは何ですか。 君は、私たちが話していることに、 興味がありますか。 習慣とは何ですか。 |
| 37:57 学生: 何か、自分が維持するものです。 |
| 38:01 K: 維持する。 習慣は、一般的に、 何かを、何度も何度も繰り返して、 することを、意味しています - 意識的にか、無意識的にか、です。 意識的と無意識的という言葉を、 理解できますか。 |
| 38:18 学生: はい。 |
| 38:19 K: 考えながらか、考えずにか。 ですね? さて、私は君に訊ねています - 君のおしゃべりは、習慣ですか。 学生: はい。 |
| 38:31 K: そうです。 |
| 38:32 学生: それは、無意識的です。 自分は、それを意識していません。 |
| 38:33 K: そのとおりです。 で、君は反復的に、そうします。 |
| 38:36 で、君の精神は、おしゃべりします。 なぜなら、それが習慣になったからです。 いいえ? |
| 38:50 学生: はい。 |
| 38:51 K: 何ですか。 |
| 38:53 学生: 自分が、それを 習慣にしたんです。 |
| 38:55 K: いいですよ。君はそれを、無意識的な 習慣に、してきました。ですね? |
| 38:59 すなわち、君の精神は、 おしゃべりしています。 そのおしゃべりは、 習慣のせいで、来たのです。 そしてまた、 もしも、それがおしゃべりを止めた なら、何が起きるのでしょうか。 学生: 自分は、空白になるでしょう。 |
| 39:23 K: いいえ。見てください・・・ |
| 39:24 学生: 退屈を 感じはじめるでしょう。 |
| 39:26 K: いいえ。いいですよ。君は、 退屈を感じはじめるでしょう。 |
| 39:28 または、君は、 怯えるかもしれません。 |
| 39:34 学生: はい。そのとき僕たちは、自分自身を 占有するための何かを、探求します。 そこには、不安全があって・・・ |
| 39:39 K: いいえ。まだ、難しすぎる 大人の言葉を、導入しないでください。 私はそれを、きわめて、きわめて 単純なままに、しておきたいのです。 それは、習慣です。 ですね? また、人間の精神は、 伝統の中、課業の中で、 機械的に働きます。 私は昨日、これをした。 私は今日、これをする。ですね? 反復しつづける 機械のように、です。 |
| 40:09 学生: それは、課業があるべき でない、という意味ですか。 |
| 40:17 N: それは、課業があるべきでない、 という意味ですか。 |
| 40:26 K: 初めに、何が含意されているかを、 理解してください。 私たちは、課業があるべきでないのか どうかに、入るでしょう。 私個人は、何の課業をも 持っていません。 それは、全く違った事柄です。 さて、それに入りましょう。 精神は、おしゃべりをします。 なぜなら、それが習慣であるからか、 あるいは、それは、起きるかも しれないことに、怯えているからです - それは、 おしゃべりしていないなら、 退屈するかもしれません。 それは、空っぽで、神経質で、 さびしいのかもしれません。 で、それは、占有されつづけます。 君は、占有されているとは、どういう ことかを、知っていますか。 |
| 41:13 学生: はい。 |
| 41:14 でも、自分は、いつも 何かをしています。 |
| 41:17 K: いつも、何かをしています。 で、習慣、恐れ、占有です。 いいですか? で、精神は、これらの理由のために、 おしゃべりします。 さて、それは、おしゃべりを していないとき、 なぜ、怯えたり、 退屈したりしていますか。 ゆえに、それは、 無意識的に、知らずに、 怯えるかもしれないからです。 ゆえに、それは、占有されつづけます。 たとえば、母親は、 自分の料理、家事、家の掃除 ベッドを整えること、 などなどなどに、 占有されています。 ですが、もしも、彼女は、占有されて、 それらをしなくてもよかったなら、 彼女は、何をするのでしょうか。 彼女は、神経質になるでしょう。 彼女は、怯えるでしょう。 で、精神は、こう言います - 「私は、怯えるかもしれない。 ゆえに、私は 占有されていよう」と。 君は、それを分かりましたか。 |
| 42:24 学生: 考えるのを継続します。 |
| 42:25 K: 考えるのではない。 君は分かりましたか。 |
| 42:26 学生: なぜ自分は、怯えますか。 |
| 42:28 K: なぜ君は、怯えますか。 なぜなら・・・ |
| 42:32 君はかつて、何もしないことを、 試したことが、ありますか - まったく考えないことを、です。 学生: いいえ。 |
| 42:40 K: いいえ。 |
| 42:42 学生: 一種の冥想です。 |
| 42:43 K: 私は、冥想へ行こうとしています - それは、もっと難しい・・・ |
| 42:45 私はゆっくりと、冥想という言葉へ、 導いて行っています。 で、精神は、占有されています。 その占有は、習慣に なったのです。 その習慣は、言います。 おしゃべりします。 進みつづけ、進みつづけ、 進みつづけます。 君は目覚めて、眠りに就くとき、 それは、おしゃべりしています。 またそれは、夢を見るとき、 おしゃべりをしています。 |
| 43:22 学生: この習慣がいかに形成されたのかを、 僕たちに、語ってもらえますか。 |
| 43:25 K: 私は君に、 語っていきました。 私たちの精神は、機械的に 働くのが、好きです - それは、最も容易い 生き方です。 ですね? 私は、何かを快適だと、見ます。 そして、私はそうします。 で、気をつけて、 聞いてください。 私は、怯えています。 なぜなら、私は、 精神が占有されていないなら、 何をすべきかを、知らないからです。 私は、さびしく感じます。 私は、怯えを感じます。 ゆえに、私は、おしゃべりを しつづけます。 いいですか? |
| 44:07 学生: なぜなら、僕は自分自身を、 おしゃべり箱に、したからです。 |
| 44:10 N: なぜなら、僕は自分自身を、 おしゃべり箱に、したからです。 |
| 44:12 K: ええ、そのとおりです。 君は、自分自身を おしゃべり箱に、してしまいました。 |
| 44:23 学生: 僕たちは、どうやって それを止めますか。 |
| 44:25 K: 私は君に、示そうとしています - どうやってそれを止めるのか、ではない。 そうね、君が何かを止めるなら、 それは、再び 戻ってくるでしょう。 君は、何かを征服するなら、 またもや、それを、征服し なおさなくてはいけないでしょう。 これは少し、抽象的すぎます。 で、君は、なぜ自分の精神が、 おしゃべりしているかを、知っています。 単に、「私はそれを 止めなければならない」と 言うことにより、君は、それを 止めようとしていませんね。 そのとき君は、それを止める ことに、占有されるでしょう。 分かりましたか。 |
| 45:14 学生: はい。 |
| 45:16 すべきことは、何も ありません。 K: ええ。 学生: ただ、それと ともに行くだけです。 |
| 45:20 K: そうなんです。君は、 何かを学んでいます。 すなわち、反対しないで、 制御しないで、 それを見つめてください。 きわめて間近で、それを 観察してください。 分かりますか。 で、君の精神が、おしゃべり している、とします。 見てください - 精神がおしゃべりしているのを、 見守ってください。 |
| 45:41 学生: そのとき、僕はただ、それを 見守っているだけでしょう。 なぜなら、精神は、いつも おしゃべりしているからです。 |
| 45:44 K: いいえ。君は、 聞いてきませんでした。 |
| 45:47 学生: もし、授業中のように、 自分が何かをしているなら・・・ |
| 45:49 K: いえ、いえ。おしゃべりで 通してください。 |
| 45:52 学生: ええ、そういうつもりです。 |
| 45:54 自分が何かをしていて、突然に、 自分の精神がおしゃべりして まわっていることを、 観察するなら、です。 |
| 45:59 K: ええ。 |
| 46:00 学生: その時に、それを 観察する時間が、ありません。 |
| 46:03 K: いえ、君は、何かを 観察しています。 君の注意は、他のどこかへ 逸れて行きます。 君の思考は、行き、 別の思考が、やってきます。 で、それは、これを しつづけます。 さて、私は、こう言っています - 気をつけて、見守りなさい。 気をつけて、 おしゃべりに注意しなさい、と。 君は、おしゃべりの原因を 知ります。 君がそれを止めるなら、 それは、戻ってくるでしょう。 で、それを見守ってください。 ただそれを見守ってください。 「私は、しゃべってはならない。 私は、しゃべらなければならない。 それは間違っている。それは正しい」 と言わずに、ただ、それを 見守ってください。 君は、私が言ってきたことを、 理解しましたか。 学生: はい。習慣は止められます。 |
| 46:46 K: はい。 が、それが習慣であるのなら、 自分の精神が、しゃべるのを 止めることが、難しいのは、 なぜですか。 |
| 46:56 K: 何ですか。 |
| 46:58 N: 彼女は、こう言っています - 習慣、 外面的な習慣は、止められますが、 精神がおしゃべりするのを 止めることは、はるかに困難です。 K: それは理解できます。 |
| 47:04 学生: なぜそうですか。 |
| 47:06 K: なぜなら・・・神様! |
| 47:07 君は、タバコを吸うのを、 止められます。 君は、タバコを吸ったことが、 ありますか。 学生: いいえ。 |
| 47:16 K: よし。私はうれしいです。 |
| 47:17 私は一度も、タバコを 吸ったことが、ありません。 私自身は、私は一度も、タバコを 吸ったことが、ありません。 私は一度も、酒を飲んでいません - その他すべて、です。 で、君は、外面的な習慣を、 止められます。 仮に、私は、引っ掻く習慣を 持っていると、します。 私は、「まあ、これは愚かだ」と 言えます。 私は、それを見守れて、 「いや、私はそうすまい」と 言えます。 ですね? それは、相当に単純でしょう。 ですね? 学生: はい。 |
| 47:42 K: 何か外面的な習慣を、止めること |
| 47:43 - もぞもぞすることのように、です。 これらの少年たちの数人は、 いつの時も、そうします。 君は、それを見守られるし、 それを止められます。 ですね? さて、君が内側で 形成してきた習慣は、 はるかに困難です。 なぜなら、それらの習慣は、とても 長い物語を、持っているからです。 私は、自分の母親、父親がこう しているのを、見守ってきました。 そして、私はそうします - よろしいですか - その習慣は、とても長い 物語を、持っています。 私が、その物語を解き明かし、 物語全体を 読んでしまうまで、 私がそうするまで、 習慣は、進んでいくでしょう。 私が、習慣の動き全体を 知るまで、 習慣は、進んでいくでしょう。 私がそれを知るとき、 習慣は、止まるでしょう。 それが、私が君に 語ろうとしていることです。 |
| 48:43 学生: どのように、ですか。 |
| 48:46 K: それは、「どのように」ではありません。 「どのように」は、ありません。 |
| 48:51 学生: あらゆることを発見した後で、 どうやって、 自分の習慣を止めるのか、って、 言いたいんです。 |
| 48:55 K: 君は、それを止めません。 |
| 48:56 学生: それとともに進んでいく。 K: それとともに進んでいく。そうなんです。 |
| 48:58 それとともに進んでいく。それを 理解する。それを見つめる。 抵抗しないで、ただ、 それを見つめてください。 |
| 49:04 学生: それが起きるとき、見る。 |
| 49:06 K: ええ、そのとおりです。 君は、それを分かりつつあります。 ゆっくりと分かってください。 数学を学ぶには、 どれほど長く掛かりましたか。 算数ですか。 |
| 49:17 学生: それは、 すごく長く掛かります。 |
| 49:19 K: すごく長くね。君は、これへ 何分間、入ってきましたか。 学生: ゼロです。 |
| 49:23 K: ゼロ。全くそのとおり。 |
| 49:25 で、君は、それについて、 学びたいと思います。 で、それを見つめ、 学んでください。 「私はどうやって、それを止めることに なるのか」と言わないでください。 それらを、です - 学んでください。 理解できますか。 |
| 49:40 学生: それについて、学ぶことは、 何の役に立ちますか - 自分がそれを継続して いこうとしているときに、です。 |
| 49:45 K: 君は、継続できません。 君は学ぶなら - ちょっと待って - 君は、 タバコを吸うことは、 肺がんを起こす、 君が適切に呼吸するのを 破壊することを、学ぶなら - それは、君の頭脳に 影響します。 それは、君の健康に 影響します。 医師たちは、これを 示してきました。 君は、そもそも正気で、 理性的であるなら、 君は、「いや、私は そうすまい」と、言います。 |
| 50:17 学生: でも、「タバコを吸うな」 と言う医師たちですが、 彼らの手には、 シガレットが、あるでしょう。 |
| 50:28 K: 「タバコを吸うな」と 医師は言います。 そして、彼らは、自分の手に、 シガレットを持っています。 君は、彼らが何であるかを、 知っています。 彼らは偽善者です。 いいですか? 今すぐ行きますよ。 どうぞ、 これを聞いてください。 私たちは、山をどう観察するかを、 始めました。 いいですか? 言葉は、 そのものではありません。 |
| 50:50 学生: はい。 |
| 50:51 K: 君の頭に、それを 深く入れてください。 言葉は、けっして、 そのものではありません。 私は、あの丘の絵画を描けます。 それを描きますが、 絵は、あれではありません。 私は、山を叙述できます・・・ |
| 51:10 学生: 絵は絵です。 |
|
51:12
K: それですべてですが、 あれではないですね。
私は、大変美しい言語で、 それを叙述できます -
線、美しさ、深さ、陰を、ですが、
叙述は、あれではありません。
いいですか? 明らかですか。 学生: はい。 |
| 51:30 K: 絶対に、ですね? |
| 51:30 で、君は、象徴、言葉、イメージなく、 観察することを、学びますね。 君は、分かりましたか。 それをできますか。してください。 あの花を見つめてください。 見つめてください。 それに名づけないでください。 「それはバラである」と、 言わないでください。 何だったか・ ・・ 「それは、タチアオイである」と。 それらのどれにも触れずに、 ただ見てください。 |
| 52:02 N: あなたは、それに名づける ことなく、見つめているなら、 それは、毎回、違った形で、それを 見つめている、という意味ですか。 |
| 52:11 K: もちろんです。 それは、言葉が、君が見るのへ 介入しているが、 君は、毎回違ったように、それを 見つめている、という意味です。 なぜなら、花は、毎回 違っているからです。 それは、朝に違っています。 それは、午後に違っています。 それは、夕日の中で、 違っています。 君は、それが分かりましたか。 |
| 52:33 学生: 僕は、そこのあの花を見つめるなら、 僕がそれを見つめるとき、 僕はそれを知らないなら、 前にそれを一度も見たことがないなら、 僕は初めに、それを見つめます。 そのとき、後で見出しますが、 今、僕は、この女の子を、 見てきました。 すると、僕は、再び彼女を見るとき、 初めに、彼女に名づけているでしょう。 僕は、それを避けられません。 |
| 52:51 K: ええ、そうなんです。 で、君は、彼女に名づけるのを止めて、 彼女を見つめられますか。 学生: できません。 |
| 52:56 K: 君は見るなら、そうするでしょう。 |
| 52:57 君が、彼女を理解したいのなら、 |
| 52:58 君が、彼女を見つめたいのなら、 それが、君の興味であるのなら、 言葉を、介入させないでください。 理解できますか。 で、君は学んできました - 私はそう願います - 言葉はけっして、 そのものでないことを、です。 夫は、「私の妻」と言います。 「妻」という言葉は、 彼女ではありません。 分かりましたか。 |
| 53:27 学生: でも、それは、 彼女を表示します。 「妻」という言葉は、 そのご婦人を、表示します。 |
| 53:35 K: ええ。ですが、その言葉は、 彼女ではありません。 それで、すべてです。 |
| 53:40 学生: それは、 彼らの関係を、表示します。 |
| 53:42 K: ええ。それは、 彼らの関係を、表示します。 私は、関係の問題全体に、 入らないでしょうが、 言葉は、彼女を表示します。 で、その人が、「彼女は 私の妻だ」と、言うとき、 彼はけっして、彼女を見つめたことが ありません。 よろしいですか。 彼女はただ、「私の妻」だけです。 論点は分かりますか。 または、君のお父さんは、 「私の息子」と、言います。 で、彼はけっして、「息子よ、 私は、彼を見つめよう。 彼を理解しよう。 彼が何であるかを、 見よう」と、言いません。 彼らは、わざわざしようとしない。 そうでしょう? が、「彼は私の息子だ」と言った瞬間・・・ |
| 54:21 学生: それは、理解できました。 |
| 54:23 K: それは理解できました。 君は、見当が付きましたか。 |
| 54:26 学生: はい。 学生: それは、何かを見つめることが、 |
| 54:27 それを理解することである、と いう意味ですか。 |
| 54:31 K: ええ。それを理解すること、 その詳細すべてを見つめることです。 君は、あれら花々の詳細を、けっして 見つめたことが、ないですね? 学生: はい。 |
| 54:41 K: ない。なぜなら、君は、 それに、興味を持っていないからです。 |
| 54:43 君は、「ああ、あれは花だ」と 言って、通り過ぎます。 |
| 54:52 学生: 僕は、バラを見るなら、 やはり、それを覗きみて、 各部分を見られます。 僕はやはり、それを 見られます。 それを名づけた後でさえ、 やはり、それを見られます。 |
| 55:01 K: ええ、そのとおりですが、 君が、「あれはバラだ」と言って、 歩いて行ってしまうなら・・・ |
| 55:06 学生: でも、「それはバラだ」と 言ってから、それをまじまじと |
| 55:08 見つめられるかもしれません。 K: ええ。ですが、初めに、 |
| 55:12 それを、バラと呼ばないで、 見つめてください。 学生: でも、それもまた、できます。 |
|
55:13
K: ええ、君は、どちらもできますが、 初めに見てください。
それから、それに名づけてください - 君がそうしたいなら、です。
分かりましたか。 学生: はい。 |
| 55:21 K: よし、ふぅー。 |
|
55:21
とても単純なことを、説明するのに、 どれほど長く掛かりましたか -
すなわち、ドアは、 ドアという言葉は、そのものではない。
いいですか? 学生: はい。 |
| 55:32 K: 明らかですか。 |
| 55:32 学生: はい。 K: 曖昧に 「はい」と言わないでください。 |
| 55:33 学生: あなたは、見ることは 理解することであると、仰いました。 |
| 55:35 K: ええ。理解すること - 待って - |
| 55:36 理解すること、 それへ関係を持つこと、 |
| 55:40 関係へ入ること - |
| 55:42 君が、実際の関係を持っているのか、 想像上の関係なのか。 そのすべてが、 含意されています。 |
| 55:57 学生: これは、マイクロフォンです。 私は今日、それを見つめます。 私はそこに、あらゆるものを 理解します。 |
| 56:02 K: 終了です。 |
| 56:04 学生: 明日、私がそれを再び見るとき、 何の役に立ちますか・・・ |
| 56:06 K: 君は、そうしなくてもいい。なぜなら、 それは、生きものではないからです。 それは、原子、その他すべてに おいて、生きているものですが、 それは、固定しています。 |
| 56:17 学生: で、翌日、私は それに、名づけられますか。 |
| 56:19 K: でも、花は、 生きています。 君の夫は、生きているものです。 君の妻は、生きているものです。 ですが、「ああ、それは、 私の妻です」と言うとき、 君は、その生きものを、 観察しません。 分かりましたか。 |
| 56:33 学生: 自分は、イメージを、 名前に連結します。 毎回、何かに名づけるたびに、 そのイメージが、 転がり込んできてしまいます。 で、それを、さほど 明らかに見ません。 |
| 56:41 K: 彼女は、何と 言っていますか。 |
| 56:45 N: 彼女は、こう言いました - 何かに名づけるとき、 イメージが入り込んでしまう。 見るのをじゃましてしまう、と。 |
| 56:53 K: それで、すべてです。 |
| 56:54 ああ、やれまあ。いいですか? 君は、これを理解しましたか。 さて、動きましょう。 君は、なぜ精神が、 おしゃべりをしているかを、 知りたいと思います。 君は、おしゃべりの原因を、 見出したのです。 君は、なぜ人々がおしゃべりするかを、 理解したのです。 なぜなら、彼らは、 神経質なのかもしれないし、 彼らは、怯えているのかも しれません。 彼らは、おしゃべりしないのなら、 何をするのでしょうか。 君の精神が、 占有されていないなら、 何が起きるでしょうか。 |
| 57:26 学生: 恐れを持ちます。 |
| 57:28 K: 恐れ。で、なぜ自分が 恐れを持つかを、見出してください |
| 57:30 - ゆえに、君が おしゃべりしないように、です。 |
| 57:44 学生: 誰かは、「私はおまえを、 平手打ちしてやろう。 だから、おまえは、静かに していろ」と言います。 そのとき、自動的に、自分は静かに しつづけています。問いません。 |
| 57:52 K: もちろんです。 君は、怯えています。 |
| 57:54 学生: もちろんですが、どうすれば、 その恐れを取り除けますか。 |
| 57:56 K: 私は君に、示そうと しています。 私は君を、平手打ちするかもしれません - 私はそうしませんよ。 |
| 58:03 学生: いえ、彼は、 「おまえが、これ以上話すなら、 私はおまえを、 平手打ちにしよう」と言います。 で、自分は、もはや話しません。彼に 聞くだけです。それで、すべてです。 |
| 58:11 K: ええ、君は神経質になり、 怯えます。そして君は、そうしません。 |
| 58:13 学生: どうやって、あの恐れを 取り除きますか。 |
| 58:15 K: あの恐れ? 教師に言いなさい - 「僕を平手打ちしないでください」と。 学生: 彼は、平手打ちを してくるかもしれません。 |
| 58:22 K: いいえ。私は、 平手打ちされたくありません。 |
| 58:23 学生: でも、先生、こちらが、 間違ったことを、するなら・・・ |
| 58:24 K: 待って。そのとき、 教師は、こう言います - |
| 58:29 「君は、間違ったことをしているよ。 それについて、話しましょう。 なぜ君は、 そうしていますか」と。 |
| 58:36 学生: 彼は辛抱強い教師ではない、と 僕は思います。 |
| 58:39 K: そのとおりです。 学生: すると、どうしますか。 |
| 58:40 K: すると、辛抱強くあるよう、 彼を、助けてください。 |
| 58:41 学生: どうやって、 彼を助けますか。 |
| 58:45 K: 待って、待って。 首を、振らないでください。 |
| 58:46 辛抱強くあるように、彼を助けて、 君自身を助けてください。 学生: どうやって、ですか。 |
| 58:52 K: そうしなさい! |
| 58:54 学生: 教師が怒ることが、 ありえます - |
| 58:55 こちらが彼に、平手打ち しないよう、言うときに、です。 |
| 59:03 学生: 彼は、「私と論争するな」と、 言います。すると、何をできますか。 |
| 59:06 K: すると、(校長の) ナラヤン先生へ、行って、 「この教師は、きちんと していません。 彼は、僕を怯えさせようと しています」と言ってください。 |
| 59:15 学生: でも、こちらが、 誤りをしたんです。 |
| 59:18 K: ええ。私は、誤りを してしまいました。 |
| 59:20 学生: それで? K: いいですよ。 誤りを訂正してください。 |
| 59:20 「僕に怒らないでください。僕を、 平手打ちにしないでください」と。 |
| 59:21 学生: それは、何度も反復 されてきたと、思います。 |
| 59:23 K: ええ。で、何が起きますか。 毎回、それを反復しないでください。 |
| 59:25 学生: で、それは、 こちらの過失です。 |
| 59:28 K: ええ、君がそれを 反復し、反復するなら、ね。 |
| 59:31 学生: で、それについて、 何もできません。 |
| 59:33 K: そのとおりです。それが、君の過失 であるなら、変化させてください。 |
| 59:35 それが、君の過失でないなら、 教師に頼みなさい - 「どうぞ、それを 見つめてください。 それは、私の過失ではありません。 私は誤っているかもしれませんが」と。 よろしいですか。 関係を確立してください。 理解できますか。 |
| 59:55 学生: はい。 |
| 59:57 K: 今、私はどこにいますか。 学生: リシ・ヴァレーです。 |
| 59:59 K: そのとおりです。 |
| 1:00:01 さて、今、10時半です。 ええ、25分過ぎて・ ・・ 11時まで25分、ということです。 今、君は、少なくとも、 一つのことを、理解しましたか。 どのように、 言葉なく、象徴なく、 名前なく、観察するのか。 君は、そうするのでしょうか。 そうしてください! 「はい、同意します。 全くそのとおり」 と言わないでください。 君がそうしないなら・ ・・ 学生: 約束を破った。 |
| 1:00:46 K: はい、それだけです。 |
| 1:00:48 学生: 頭脳の基本的な機能は、 考えることです。 |
| 1:00:56 で、私は、対象物を 見守っているなら、 一部分は、私に、自分が対象物を 見守っていることを、語ります。 で、あなたは、これらの思考なしに、 見る形があると、 仄めかそうとなさっていますか。 |
| 1:01:10 K: あなたは、その問いを 理解しましたか。 私は、よく分かりません。 |
| 1:01:14 N: 彼は、こう言います - 頭脳の 基本的な機能は、考えることであり、 観察するとき、観察に伴って、 思考が入ってきます。 あなたは、違った種類の観察が、 あると、仄めかしていますか。 |
| 1:01:29 K: ええ。明白です。 ちょっと待って。 頭脳の機能は、何ですか。 |
| 1:01:36 学生: 考えることです。 |
| 1:01:37 K: 待って。考えることだと、 言わずに、見出してください。 君は、頭脳を持っています。 その機能は、何ですか。 |
| 1:01:46 学生: 自分を助けることです。 |
| 1:01:47 K: 助ける君は、誰ですか。君は、 頭脳より、異なっていますか。 ごらん、お兄さん。 私は、 君に、何かを訊ねました。 頭脳の機能は、何ですか。 |
| 1:02:01 学生: 私たちの身体全体を 制御することです。 |
| 1:02:08 K: ええ。神経組織を見守ること、 身体を見守ること。 他に何? 進んで、 考えぬいてください。 |
| 1:02:19 学生: 考えて、自分の知識を 蓄えることです。 |
| 1:02:22 K: 部分的には、全くそうです。 すなわち、頭脳は、 身体を保存するために、 自分が取得してきた知識を 蓄えておくために、機能します - 数学、あれやこれを、です。 いいですか? そして、他に何ですか。 進んでください。 学生: 自分を方向づける。 |
| 1:02:40 K: 何ですか。 |
| 1:02:41 学生: 何かをするよう、 自分を方向づける。 |
| 1:02:42 N: 何かをするよう、 自分を方向づける。 |
| 1:02:44 K: ええ。方向づける。 |
| 1:02:46 方向づける - 何かをするように、と 言わないでください。 方向づける。他に何? |
| 1:02:54 学生: その知識を蓄えようと しているなら、それを毎回、 違ったように、見つめようと するとき、何の役に立ちますか。 |
| 1:02:58 K: いいえ。私たちは、そこに来る でしょう。初めに、見出してください。 私は、頭脳の機能は、 何であるかを、訊きました。 君たちは・ ・・一人は、身体組織を 見守ることだと、言いましたね。 別の一人は、 知識を持っていて、 その知識を、気をつけて 上手に使うことだ、と。 他に何? 進んでください。 |
| 1:03:25 学生: 何かの間で、 判別することです。 |
| 1:03:30 K: ええ、判別することです - 黒と白の間、 赤と青の間、 男、女の間、 山と平野の間で、です。 それは、判別することです。 ですね? 進んでください。 他に何ですか。 |
| 1:03:46 学生: 物事を関係づけることです。 |
| 1:03:51 K: 物事を関係づける。 進んでください。 見守ってください。 君自身の頭脳を見守って、 考案しないでください。 |
| 1:03:59 学生: 考え出すこと。 |
| 1:04:03 K: 考え出すこと。 すなわち、憶えておく。 聞いてください。 君たちが私に語ってきたことは、 こうです - 憶えておく。 設計する。 考え出す。 設計する。 そして、伝達する。 |
| 1:04:23 学生: また、区別するのも、です。 |
| 1:04:26 K: すなわち、設計が、 そこに関与しています。 「設計」というその言葉の中の、 それらは、区別すること、 白と黒を見ることなどなどを、 意味しています。 で、憶えておくこと、 計画すること - 君が、設計という 言葉が、好きでないなら、です。 それから、伝達する。 さて、気をつけて、 聞いてください。 私は何を、言いましたか。 |
| 1:04:56 学生: 計画すること。 |
| 1:04:57 K: 計画する。 学生: 憶えておく。 |
| 1:04:58 K: 憶えておく。伝達する。 |
| 1:04:59 君は、間違ってか、正しく 伝達するかもしれませんが、 私たちの頭脳は、百万年の後、 重く条件づけられています。 それは、「私はヒンドゥーだ。 私はヒンドゥーだ。私はヒンドゥーだ」と、言います。 そして他のものは、「私はイスラム教徒だ。 私はイスラム教徒だ。 私はイスラム教徒だ」と、言います。 または、「私はキリスト教徒だ。 キリスト教徒だ」と、ね。 また、頭脳は、「私は保護を持たなければ ならない」とも、言います - 「私は、保護されなければならない。 さもないと、私は機能できない」と。 それは、頭脳は安全でなければ ならない、という意味です。 分かりましたか。 で、それは、「私はヒンドゥーだと 言う中で、私は安全だ」と、言います。 いいですか? |
| 1:06:00 学生: はい。 |
| 1:06:01 K: ですが、ヒンドゥーで あることは、幻影です。 それはただ、考案だけです。 |
| 1:06:08 学生: はい。 神もまた、考案物です。 |
| 1:06:12 K: 全くそのとおり。 神は、考案物です。 ですが、頭脳は、 「神という言葉の中で、私は 保護を受けよう」と、言います。 保護、設計、 憶えておくこと、伝達 - それが、頭脳の機能です。 分かりましたか。ふぅー。 |
| 1:06:40 学生: 伝達というのは、 どういう意味ですか。 |
| 1:06:43 K: 私は今、君に、 何かを伝達しています。 いいですか? 私は、君たちに 物語をしましょう。 |
| 1:06:59 学生: 安堵のため息です。 彼らの何人かは、安堵で ため息をつきました。 |
| 1:07:05 K: 安堵のため息ね。 私は君に、物語を しましょう。 物語をする中で、君は、 聞こうとしていますね? それが、伝達です - 語ることと聞くことです。 君はこれを、理解しましたか。 語ること - 私は君に、語っています。 そして、君は、聞いています。 君が聞かないなら、 私は、君に語れません。 いいですか? 君は、物語をほしいですか。 |
| 1:07:40 学生たち: はい。 |
| 1:07:41 K: 安堵のため息 - この子が言うように、です。 私は知りません。 いいですよ。 私は、君たちへ、 物語をしましょう。 君は、(ヒマラヤに近い)ラーニケットと 呼ばれる所を、聞いたことが、ありますか。 そこは、(首都)デリーの 向こうにあります。 北東へ、100から200マイル (160から320キロメートル)ほどです。 そうでしょう? 私は、そこに、或る友だちと 泊まっていました。 その友だちは、 何かの理由のために、去りました。 彼の息子が病気であったからです。 で、彼は去りました。 二、三日後に、或る人が、 私のところへ来ました。 私は、彼の言語を 理解しませんでしたが、 (料理人の)パラメシュワランが、 それを私に、翻訳してくれました。 パラメシュワランを、ご存じですか。 |
| 1:08:47 学生: はい。 |
| 1:08:49 K: 君は、彼を知りませんか。 学生: はい、僕は彼を知っています。 |
| 1:08:51 K: で、彼は、翻訳します - |
| 1:08:53 彼は、「虎が雌牛を 殺した」と、言います。 「もしあなたが、虎を見たいのなら、 私は、それを手配しましょう」と。 彼は、「私は、マチャーン(見張り台)を 設けましょう」と、言いました。 そうね、樹の上の足場です。 「私たちは、そのもとに、 山羊を繋いでおきましょう。 山羊がメーメー鳴くのが、 虎を誘引するでしょう。 そのとき、 それを見られますよ」と。 私は、こう言いました - 「私は、それらの状況のもとで、 虎を見たくありません。 なぜなら、私の好奇心のために、 山羊を殺すことは、不条理で、 残酷であるからです。 で、私は、「すみません。 私は、それを 見たくありません」と、言いました。 で、その午後、私は、「その林へ 入って行こう」と、言いました - 「たぶん、それが 見られるかもしれない」と。 物語を理解できますか。 理解できますか。 |
| 1:09:47 学生: はい。 |
| 1:09:48 K: 君は、何に微笑んでいますか。 学生: 何でもありません。 |
| 1:09:51 K: 君は、私が言っていることを、 信じていませんか。 |
| 1:09:55 そういうことですか。 おおい、そういうことですか。 |
| 1:10:04 学生: いいえ。 |
| 1:10:06 K: では、君は何に、 微笑んでいますか。 さあ! 君が微笑んでいるのは、 何に、ですか。 学生: 何でもありません。 |
| 1:10:21 K: さあ! 勇気を出して! |
| 1:10:23 私は、君を怯えさせませんよ。 学生: はい。先生は、私を怯えさせません。 |
| 1:10:27 K: で、君は聞くのか - 私は君に、事実を語っています - |
| 1:10:29 私は、考案するだろう種類の 人物ではありません。 理解できますか。 私は、嘘をつかないでしょう。 |
| 1:10:40 学生: ええ。あなたは、 聞くことをとおして、 僕たちに、 理解させようとしています。 あなたは、僕たちは 聞くべきだと、仰りました。 で、あなたは、僕たちに聞かせるよう、 物語をなさっています。 |
| 1:10:48 K: いいえ。 それは、その一部分だけです。 君がそれに、興味を持っていない なら、聞かないでください。 理解できますか。 |
| 1:11:02 学生: はい。 |
| 1:11:03 K: で、あの午後、夕方にかけて、 私は、自分は行って、虎を見なければ ならないと、言いました。 私は君に、事実を語っています。 私は、誇張していません。 私は、嘘をついていません。 私は、そうしないでしょう。 なぜなら、私は偽善者ではないからです。 私は、偽善者でありたくありません。 私は、英雄であるふりを、 したくありません。 いいですか? 私は、偉人であるふりを、 したくありません。 何もない。 私はただ君に、事実を 語っているだけです。 で、私は出発しました。 私は、高いところにいましたが、 丘を降りてきて、林に入りました。 私は、半時間ほど歩きました。 少し暗くなりつつありました。 突然に、まわりのあらゆるものが、 静かになりました。 鳥たちは、歌うのを 止めました。 絶対的な静寂。 私は、「これは、とても 奇妙だ」と、言いました。 私は、何か危険なものが、 近いことを、悟りました。 理解できますか。 すなわち、たぶん虎が、 きわめて近い、と。 君は、林の中に 入ったことが、ないでしょう。 |
| 1:12:18 学生: 僕は、あります。 |
| 1:12:20 K: そして、危険が現れるとき、 静けさが、あります。 なぜなら、すべての動物が、 怯えているからです。 |
| 1:12:29 学生: 僕は、それについて、 本で読みました。 |
| 1:12:30 K: ええ。君は、それについて、 本で読みます。 で、これが、私に起きました。 あらゆるものが、 絶対的に静かでした。 私は、「おやまあ、 危険がある」と、言いました - 気をつけて聞いてください。 私は君に、真理を語っています - 危険がありました。 で、私の精神は、言いました - それは知りたがっていました - それは、 「行って、見出そう」と言いました。 私は、虎を見るために、 ずっと道を降りてきました。 で、静寂は、何か危険があることを、 指示していました。 たぶん、虎が、とても近かった。 で、私の精神は、行きたいと思いましたが、 私の身体は、拒絶しました。 理解できますか。 |
| 1:13:19 学生: はい。 |
|
1:13:21
K: で、私は、「いや、 行こう」と、言いました。
で、それは行って、樹の裏に 着きました - 大きな樹です。
そして、そこに立ちました。
精神は、進みたいと思いましたが、 身体は、拒絶しました。
これらを信じてください
- 私は、君に信じさせようとは していません。
これらは、事実です -
で、私は、そこに立ちました。
身体は、動こうとしませんでした。
まもなく、五分か、 二分か、三分か後に、
鳥たちは、始めました。
林の物音、 その他すべてが、始まりました。
虎は、去ってしまったに ちがいありません。
で、私は、「私は虎を見なくて、 残念だ」と、言いました。
で、私は、戻ってきました。
そして私は、林の中で、空き地、 開けたところを、通り過ぎます。
またもや、とてつもない静けさが、 ありました。
小さな物音の静けさが、 ありましたが、大きくはない。
で、身体は、 怯えていませんでした。
そのとき、私は見回しましたが、 何もありませんでした。
で、私は、上を見ました。
樹々のうえに、ラングールが、 五十頭ほど、いました。
知っていますか - 大きな猿です。
知りませんか - 大きな猿たちです。
黒い顔をし、長く曲がった尻尾の、
大きな動物たち。
彼らが、あれほど上にいます。
彼らはみんな、樹のまわりに、 座っていました。
小さな赤ちゃん猿をつれて、 私を見つめていました。
理解できますか。
で、私は、彼らを見つめました。
彼らは、私を見つめました。
私たちは、しばしの間、そこに立って、 互いに見つめ合っていました。
そして静寂は、破られました。
なぜなら、彼らは、自分たちの真ん中に、 私を見て、少し神経質であったからです。
で、私は、戻ってゆきました。
私は、本当に見たいと思った虎を、 けっして、見ませんでした。
いいです。
何ですか。 学生: 何でもありません。 |
| 1:15:24 K: よし。 |
| 1:15:24 11時まで10分です。私たちは 止めたほうが、いい。そう思いませんか。 |
| 1:15:26 君たちは、静かに座りたいと 思いますか - 一分間。 |
| 1:15:37 学生: はい。 |
| 1:15:38 K: 君がそうしたいときだけ、 そうしてください。 よろしいです。 君が遊びたい なら、遊んでください。 君が静かに座りたいなら、 静かに座ってください。 |
| 1:16:29 よろしいです。 |