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RV83DS1 - 君の未来は、何ですか。
インド、リシ・ヴァレー
学生との討論、第1回
1983年12月12日



0:21 クリシュナムルティ: 君たちは、私に、何について、話してほしいのでしょうか。 ああ、いいですよ。 私が、近くに来ましょう。
0:53 学生: 先生!
0:58 K: はい。 

学生: 僕たちは、恐れについて、話をできますか。

学生: 恐れ、です。

K: 恐れ、ね。
1:04 ナラヤン: ええ、彼は、恐れについて話をしたいと思います。 

K: いいですよ。
1:17 これは働いていませんね。

K: ああ、魔法の指先だ。
1:45 そうね、私たちは、ここ十日間、 教師、教育者たちと話をしてきました。 私たちが何について議論したのかを、君たちは、知りたくないでしょうか。
2:01 学生たち: はい、先生。
2:06 K: 私たちは、学生の君たちに、何が起きようとしているかについて、 話をしました。 君たちの未来は、何ですか。 また私たちは、世の中の危険についても、話をしました - 世界で進んでいる、ものすごい破滅です。 核爆弾、戦争、この国の人口過剰、 世界中の病気、貧困、 ものすごい失業です。 現時点で、四十ほどの戦争が、 つづいていると、私は思います。 君たちは、この場所を離れるとき、それらに、向かい合おうとしています - 人口過剰、失業に、です。 君が、経歴(キャリア)を追求しようとしているなら、 特定の職のその経歴のために、 それを求める人々が、他に千か三千人ほど、います。 で、私たちは、それについて、話をしました。 私たちは、君たちが学生として、いかにそれらに向き合おうとしているかを、 言いました。 智恵をもってなのか、 または、ただ課業、様式に従うだけなのか。 得られるなら、職を得て、 結婚をし、落ち着く。 君たちは、恐ろしく利巧なのかもしれませんが、利巧さは、智恵ではありません。 私たちは、それについて話をしました。 私たちはまた、リシ・ヴァレー、 ここの教育者たちが、君たちを、恐れより自由であるよう、 助けられるのかどうかについて、話をしました - それについて、私たちは今、話をしようとしています。 君が恐れているのかどうか - 試験に通ることだけではなく、一般的な恐れ、 君の親への恐れ、 教師たちへの恐れ、 友だちへの恐れなど、です。 私たちは、それについて、大変多く話をしました。 私たちはまた、君が 良い人間でありうるのかどうかについても、話をしました。 「良い」という言葉は、 「砕けていない人間」、という意味です。 断片化していなくて、全体的な存在です。 私たちは、よく気をつけて、それに入りました。 私たちが何について議論したのかを、君たちは知るべきであると、 私は考えました。なぜなら、それはまた、君の責任でもあるからです - 教師たちが 君たちがここで何の恐れもないよう、見届けるのを、助けることが、です。 すなわち、君たちが、(学校を)去るとき、本当に、利巧な少年少女ではなく、 - なぜなら、利巧な少年少女は何百万人も、いるからです - 本当に智恵があるように、です。 私たちは、智恵は何であるかの問いに、入りました。 私たちは、君たちとともに、それに入るでしょう - 君たちが、これから三回の講話の間、私たちに許してくれるなら、です。 で、今朝、一緒に話し合いましょう - 君が恐れより、自由でありうるのかどうか、です。 そうしましょう。それが、君が望んだことなのでしょう? そして、君の未来は、何ですか。 これは、とても深刻な問いです - 君の未来だけではなく、 ここの教育者、教師たちの未来も、です。 それで、人類の未来は、 世界の未来は、何ですか。 人々は世界中で、動物たちを滅ぼしています。 五千万以上のクジラが、殺されてきたと、思います。 象たちは、消えつつあります。 虎は、ほぼほぼ残っていません。 イルカは - 君たちは、イルカを知っていますか。知っていますか。 イルカについて、話してもらったことがありますか。彼らは、すばらしい動物です。 私はかつて、自分の裏庭に、そうね、個人のイルカを 飼っていた友人を、知っていました。 彼は、そこに飼っていて、 政府に見つかるまで、それを飼っていましたが、 政府は彼に、それを止めて、海に戻すか、 または、大きな水槽へ入れるよう、言いました。 彼らは、とてつもない動物です。 大きな知恵です。 私は、それらに入らないでしょう。 なぜなら、私は、物語で君たちを、楽しませたくないからです。 私は、君たちの未来について 言っていることについて、つづけていいなら、 君の未来、ここの教育者の未来、 それで、人類の未来は、何ですか。 それを議論することはとても重要です。 さて、どうぞ、沈黙していないでください。 私とともに、議論したください。 問い、論争してください。 自分の思いを表現せずに、そこに座っていないでください - 君が、それをひどく表現するのか、うまくするのかは、大事なことではない。 自分の思いを表現することは、良いのです - できるなら、言語的に、はっきりと。 なぜなら、私たちは、議論を行おうとしているからです - 私が話をした後に、です。 君たちの精神が活動的なのかどうかを、見てください。 先日、二ヶ月近く前に、 私は、カリフォルニアにいました。 私の前に、車がありました - 私は、或る友だちに、運転してもらっていました。 私たちの前に、車がありました。 バンパーに貼ったステッカーには、 「すべての権威を問え」と言いました。 そして、君たちは今朝、私とともに問おうとしています。 君たちは、議論しよう、疑おう、信じまい、問おうとしています - それで、君たちの頭脳は、活動的になる。 ただ単に情報を集めて、それを記憶し、 何かバカげた試験に通るだけ、そして君が同等にバカげた職を、得るだけではない。 で、私たちは今朝、話し合おうとしています - 私たちは後で、恐れの疑問に、来るでしょう - 初めに、君の未来は、何ですか。 これは、ここの一番小さな子どもから、君たちの〔大学入学資格試験の〕 AレベルやOレベルとか、第十二学年とか、何にでも、適合します。 君の未来は、何ですか。 君は、運よく幾つかの試験に通り、 専門校や大学に入り、 それから職を探すなら、 君の父親が、政治的にとか、地元とかで、相当に権力を持っているなら、 君は、父親が君のために創り出してきた罠に、 快適にか、不快適にか、陥ってしまいます。 それから、余生の間、落ち着きます。 格闘、葛藤、不幸せで、みじめで、 ネズミのように、回し車に入り込んでしまう。 それが、君の未来がなろうとしているものです。 戦争、ものすごい失業。 たとえ、君が良い職を持つとしても、 戦争があるなら - インドに、ではなく、ロシアや中国やヨーロッパに、です - 君たちのみんなが、影響を受けるでしょう。 これらに向き合い、それらを見つめてください。
12:33 学生: (聞き取れない)
12:52 ナラヤン: 経歴(キャリア)の問題を、どのように戦争に、関連させますか。 凡庸な人物さえも、行って、何かを経歴として、引き受けるでしょう。
13:04 K: 戦争と経歴との関係は、何ですか - そして・・・他に何ですか。
13:16 N: 彼は、凡庸な人物を、暗に言いました。
13:18 K: 君は、凡庸ですか。 君たちのみんなが、そうですか。 その言葉がどういう意味かを、知っていますか。 その言葉(ミーディオカ)は、語源的に・・・ その言葉の根本の意味は、丘を途中まで登って、 けっして丘の頂上に行かない、という意味です。 それを理解できますか。 君は、良い職を持つかもしれません -マドゥライやマドラスで、 ボンベイで、デリーで、です。 または、ヨーロッパとアメリカでも、君がそこへ行き、お金を稼ぐなら、ですが、 君は、やはり凡庸に留まるでしょう。 君は、自分の仕事では優秀なのかもしれませんが、 君の考え、君の感じは、 凡庸で、普通でしょう。 世界中の教育は、凡庸な人々を、送り出しています - 何の誠実さもなく、 何の美しさの性質、敏感さなどもない人々を、です。 で、その女の子か男の子が訊ねた問い - 戦争、経歴と凡庸さとの間の関係は、何ですか。 いいですか。 それが質問でしたか。 神経質にならないでください。
14:57 N: それが、君の質問ですか。

学生: はい。
14:59 K: それが、君の質問でしたよね。 ちがいますか? 

学生: はい。

K: よし。 インドでの、パキスタンや中国や、他の国との戦争と、 君自身の特定の職との間の関係は、 何だと、君は考えますか。 その二つの間の関係は、何ですか。 または、何も関係がないですか。
15:24 学生: (聞き取れない)
15:38 K: エクテ(聞いて)・・・つまり・・・私はフランス語を話そうとしていました。 こちらへ来なさい。 私の隣に座るのは、構いませんか。
15:51 学生: ええ。

K: ありがとう。 さて、質問は何ですか。
16:01 学生: 私は、関連はないように、言いました。 なぜなら、どちらも、生計を立てようとしているからです。 あなたは、パキスタンの人物とインドの人物を、仰りました。 経歴の間の関連は、何ですか、と。 それが、仰っていることであると、私は思いました。
16:14 K: 私は、言おうとしていません。 君が、言おうとしています。 神経質にならないでください。 君は、好きなことを言えますよ。
16:24 学生: 私は、どちらも生計を立てようとしている、と言っています。それだけです。
16:27 K: そうです。 そして、生計を立てることと、 戦争との間の関係は、何ですか。 それが、君の質問でした。 そうでしょう。
16:39 学生: いえ。私が言おうとしていたのは、たとえ、教育を受けるとしても、 たとえ、経歴(キャリア)を追い求めているとしても - あなたは、そうしようとしていませんが、それを追い求めていない人物と、 どちらも、戦争とか何であれ、それを経験するだろう、ということです。
16:53 K: 彼女が言うことを、理解できますか。
16:55 N: 彼女は、あらゆる人が、経歴には係わらず、 戦争を経験しようとしている、と言います。
17:01 K: そうですか。

学生: はい。 君は、レバノンでの戦争を、経験していますか - そこで起きていることを、です。
17:10 学生: 私は理解できません。
17:12 K: (中東の)レバノンで戦争があるのは、知っていますね。 一つの集団が、別の集団と対立している。 キリスト教徒、イスラム教徒と、シリア人対イスラエル、などなどです。 そこでは、ものすごい殺害が、つづいています。いいですか? 君は、それに関係していますか。
17:34 学生: 今の時点では、していませんが、たぶん・・・
17:36 K: 今の時点では、していない、とは、どういう意味ですか。
17:38 学生: それがインドにあるなら・・・または、それが・・・
17:41 K: いえ、ダーリン、ただ聞いてね。 君は、そこで起きつつあることに、関係していますか。まったく関係していませんか。
17:49 学生: ええ、何らかの形では。

K: どんな形で、ですか。
17:52 学生: なぜなら、それは・・・それが、或る所で起きていて、 それについて知っている、ということなんですが・・・
17:58 K: ええ。すると、それについて、君の感じは、何ですか。 君の関係は、何ですか。
18:15 学生: 先生、そのように戦争を創り出しているのは、僕たちのような凡庸な人々です。
18:22 K: ここへ来てくれるでしょうか。 私は、(同じ数の)男の子と女の子が、好きです。そのほうがいい。 何ですか。神経質にならないでください。だいじょうぶだよ。 私もまた、神経質です。 ここに楽に座ってください。 そうです。 君は、何を言っていましたか。
18:54 学生: そのような戦争を創り出しているのは、 私たちの幾人のような、凡庸な人々です。
19:02 K: そのとおりです。凡庸な人々が、戦争を創り出すと、彼は言っています。 彼が言ったことを、理解できますか。 彼は、私たちのような凡庸な人々が- 彼を含めて、君を含めて、です - 私たちが、戦争を創り出すことに責任があると、彼は言いました。 それに同意しますか。 なぜですか。 同意するのは、簡単ですが、なぜですか。
19:35 学生: 私たちもまた、自分の内側に、幾つか観念を、持っています - 私たちが、壊れてほしくないものを、です。 これら観念を防衛するために、私たちは闘います。
19:48 N: 私たちは、幾つか観念を持っているし、私たちは、それらが壊れてほしくない。 それで、これらの観念のために、私たちは闘います。
19:55 K: そのとおりです。 君は完璧に正しい。 君たちは、自分はインド人であるとの観念を、持っています。ですね? 自分はヒンドゥーである、と。 国境を越えて、イスラム教徒は、自分はイスラム教徒であると、考えます。 なぜなら、それは観念であるからです。 また、全体主義の国々が、あります - (共産主義のソヴィエト・)ロシア、チェコスロバキア、 東ドイツ、ルーマニア、ハンガリーなど、です。 ロシアを含めて、それらの国々は、 一組の観念を持っています。 いいですね? (欧米の)民主主義の国々は、もう一組の観念を、持っています。 彼らは互いに闘っています。 で、君たちは、観念すべては凡庸であると、考えるのでしょうか。 自分の頭脳を使ってください。 君は、観念すべて、理想すべては凡庸であり、 それらが戦争を創り出す、と考えるのでしょうか。 さあ、お兄さん、議論、論争してください。私が言うことを、受け入れないでください。 理解できますか。考えぬいてください。 君自身で考えぬいてください - 観念、理想は、人々を分離しつつあるのかどうかを、です。 インド、ロシアのように、です。 よろしいですか。国籍、民族性です。 国籍、民族性は、戦争を創り出しつつあります。いいですか?同意しますか。 だから、民族主義的にならないでください。
21:40 学生: 僕が民族主義的なら、僕は、戦争を起こすのを、助けているでしょう。
21:43 K: そのとおりです。で、君は、民族主義的であるのを、止めるでしょうか - 自分自身を、ヒンドゥー教徒やパーシー教徒やイスラム教徒やシーク教徒と 呼ぶのを、止めるのです。 それらの事柄を、知っていますね。 ですが、君は、「ええ、私はその観念が好きです。彼はまったく正しい」と 言うかもしれませんが、内側ではやはり、ヒンドゥー教徒でいるかもしれません。 それは、偽善になるでしょう。 で、君は、そうなるでしょうか。 そうでないなら、君は、凡庸さから離れつつあります。 で、そうね、戦争は、諸部族により創り出されます。 戦争は、この世界に、 過去六千年か七千年の間、存在してきました。 実質的に世界中で、毎年、戦争です。 これらすべての長い、幾世紀もの進化の後で、 私たちはいまだに、戦争を行っています。 これら戦争は、理想により引き起こされます - 宗教的な理想、 国家的、民族的な理想によって、です。 理想は、思考により創り出されます。 すなわち、私はヒンドゥー教徒だ、あなたはイスラム教徒だ、 私は共産主義者だ、あなたは民主主義者だ、などとです。 これが、君たちが向き合おうとしている世界です - 君が良い職を持っても、持たなくても、です。 で、君の未来は何ですか。 私の質問に答えてください。 君の未来は、何ですか。 理解されますか。 君たちは、進化の中の長い一連の動きの成果です。 君たちは今、ここにいます。 君たちの頭脳は、ごく微少な細胞より、 このきわめて複雑な頭脳へ、進化してきたのです。 君たちは、生物学を学習してきたので、おそらく・・・ この頭脳は、凡庸になってしまったのです。 なぜなら、私たちは怯えているから、私たちは民族主義的であるから、 私たちは、古い同じ様式に従いたいからです。いいですか? それで、私たちは、凡庸になってしまったのです。 君は、とても利巧なのかもしれません。 君は技術者であるなら、または、科学者などであるなら、ですが、 君の考え、君の感じは、とても原始的なのです。 で、君はやはり凡庸です。 さて、君は、それについて、何をするのでしょうか。 君は、様式を突き破るのでしょうか。 君が今、様式を突き破らないなら、 君の未来は、今の君なるものです。 いいですか。明らかですか。 私が言ったことを、理解できますか。 すなわち、私は今、変化しないなら、 私の未来はまさしく、今の私なるものになるでしょう - わずかに修正されて、です。 で・・・
25:35 学生: 自らは、試験、職等の体制の一部でありながらも、 凡庸でないことが、できますか。
25:56 K: それはすべて、事に依存します。 君はけっして、試験に通らないかもしれません。 君はけっして、専門校、大学、職を経てゆかないけれども、 凡庸に留まるかもしれません。 または、君は、その過程すべてを経てゆき、 凡庸ではないかもしれません。 それはすべて、君の頭脳の性質に、依存します - 君がどう考えるのか、君が何を感じるのか、君の・・・ 世界への理解、鑑賞の感覚が何かに、です。 私が言っていることを、理解できますか。 話は明らかになりましたか。
26:41 学生: すると、物理的な現実と、 私たちがほしいものとの間に、矛盾があるように、思われます。
26:57 K: 物理的な現実とは、何ですか。
27:00 学生: 職を持つことです - 試験をした後に、です。

K: 君は、試験に通らなくてはいけません。それを取り上げましょう。
27:08 それは現実です。君はそうしなくてはいけません。ですね? 他は、どこにありますか。 他は、何ですか。
27:16 学生: それは一番重要なことではない、と感じます。
27:24 K: 私個人は、そう感じませんが、 君たちのお父さんは、そうかもしれないし、 君たちの政府は、そうかもしれないし、社会は、そうかもしれない。 私は、まったく試験に通ったことがありません。 私は、それでも生きています。 で、矛盾とは何ですか。 君は、どこから来ましたか。
28:09 学生: (ケーララ州)コーチンです。
28:12 学生: 凡庸さは、私たちがそれを越えていくには、まさしくどこにありますか。
28:43 N: 分かりません。
28:46 学生: 私たちが、あの状態を乗り越えるには、どこに線を引きますか。
28:49 K: ああ! 君は、自分が凡庸であるのを、知っていますか。 または、君は、誇り高くて、それを認められないですか。 君が自分自身に正直であるなら - 君は、自分自身に正直ですか。 君たちの誰も、ですが。 君は、自分自身に正直であるなら、 自分自身に訊くかもしれません- 君は凡庸ですか。 同じ古い様式に、従いたがっていますか。
29:23 学生: おそらく、僕はそうしたいです。
29:26 K: すると、君は凡庸です。 それを受け入れてください。
29:28 学生: もちろんです。 僕がいうのは・・・
29:32 K: ですが、君がそうしたくないなら - それが、その女の子が訊ねたことです。 もし君がそうしたくないなら、君はどのように、これを突き抜けますか。 いいですか。 君が私に言ってください。 私に、君へ言わせないでください。 君が私に、どう破るのか、どう越えていくかを、言ってください。
29:54 学生: この職の課業と、それから結婚と、それら - それらは、おそらく安全を与えてくれるんでしょう。
30:01 K: そうです。で、君は安全を探し求めていますか。
30:08 学生: 誰も、一人ぼっちになりたくない。 だから、それが究極です。 誰一人、この職の課業と、それから結婚と、 あらゆる物事を、望まないでしょうか・・・誰もがみな、それがほしい。 なぜなら、誰一人、一人ぼっちになりたくないからです。
30:24 K: さて、ちょっと待って。 君のいう「一人」という言葉は、どういう意味ですか。 気をつけて、気をつけて。 その言葉を、考えぬいてください。 それは、どういう意味ですか - 一人(アローン)とは。 そうね、一人(アローン)という言葉は、(語源から)「全く一つ」という意味です。 それが、辞書の意味です。 その言葉の根本の意味 - 「一人(アローン)」は、「全く一つ」という意味です。 君は、孤立した、と言っていますね。 

学生: ええ。
30:56 K: 各々の人が、孤立したと感じます。なぜですか。
31:01 学生: あらゆる人が仲間をほしいからだ、と私は思います。少なくとも、私はそうです。
31:06 K: なぜですか。
31:10 学生: 僕たちは、恐れへ戻ってきます。
31:13 K: それだけです。それは、どういう意味ですか。 君は恐れているからです - 進んでください。追求してください。 そこに止まらずに、見出しなさい。
31:24 学生: 恐れています。 その感じを、自分と分かち合ってくれる誰かが、ほしいんです。
31:29 K: で、君は、自分を支持してくれ、励ましてくれ、 慰めてくれる誰かが、ほしいのです - 「お姉さん、君は、とてもよくやっている。 つづけなさい」などと言って、です。ね? で、君は、誰かに依存します。 なぜですか。 進んで、考えぬいてください。
31:49 学生: またもやそれは、恐れに戻ってくるからです。怖がっているからです。
31:54 K: で、君は、怖がっています。 君は、怯えています。 ゆえに、依存します。 さて、君が、そのような誰かに依存するとき、何が起きますか。 考え抜いてください。

学生: 自分自身のは、使わなくて・・・
32:05 K: いえ、考えてください。 その帰結を、見てください。 私がいう意味は、知っていますか - 帰結とは。 さて、それは、どういう意味ですか。 私は、君に執着しています。 君は、私の友だちです。 そして、何が起きますか。 君に執着する中で、私は・・・
32:21 学生: 僕の安全は、あなたにある。

K: あなたに、ね。
32:23 それは、どういう意味ですか。 私は、あなたに依存しています。 進んでください。追求し、それに入ってください。
32:29 学生: またもや、それがそのことです。 なぜなら、執着が壊れるなら、 またもや、悲しみが、あるかしれないからです。で、またもや恐れがあります。
32:37 K: で、君は執着しているとき、帰結は、恐れです - いいですか。

学生: はい。

K: 痛み、嫉妬です。 私があなたに執着しているとき、です。 あなたは、あの人物を見つめるかもしれないし、私はあなたに嫉妬します。 いいですか? で、私は嫉妬しています。私は怒ります。 では、それらには、どこに安全がありますか。 なぜなら、君は、依存をとおして、安全を探し求めているからです。 そして、その依存こそが、君の安全を否定します。 いいですか? 分かりますか。

学生: はい。

K: そこで止まらずに、自分の頭脳を使ってください。 で、君はどのように、安全を見つけますか。 あらゆる人間は、 ここの君たちみんなは、安全が必要です。ですね? それは、どういう意味ですか。 君が安全と言って、同意するとき、それは、どういう意味ですか。
33:41 学生: 深くは、それは、僕は恐れを持ちたくない、という意味です。
33:45 K: いいえ、安全です。
33:47 学生: 僕は安全に感じたいです。
33:49 学生: 保護される - 保護されたいんです。 保護がほしいんです。
33:54 K: 君は保護を持つ。安全 - それはどういう意味ですか。進んでください。 安全であること。いいですか?
34:00 学生: 自分一人で立つのではなく、何かに取りすがります。
34:11 K: いえ、そうね、見てください。 君たちはみんな、ここでは安全でしょう。 安全です - 君たちは、眠るための部屋、ベッド、衣服、石鹸、洗うための水と 良い食べ物を、持っています。 ここでは、良い食べ物ですか。
34:32 学生: ええ。

K: みんな同意ですか? 君たちはみんな、自分が良い食べ物を摂っていることに、同意ですか。
34:39 学生: 凡庸な食べ物です。
34:46 K: 凡庸な食べ物! 君たちは、それを、改善してほしいのでしょうか。
34:56 学生たち: はい。
35:02 K: 君たちがどんなに速く、それに反応するのか、分かりますね。 で、食べ物は、とても重要でしょう。
35:16 K: 安全であるとは、食べ物、衣服、住居とお金を持つことを、 意味しています。いいですか。 衣食住。 住宅、屋根と、幾らかのお金です。 それが保証されるなら、君は物理的に安全です。ですね?
35:49 学生: 僕は、誰か仲間が必要です。
35:52 K: ええ、ええ。仲間、友だち。 君はそれらを、安全と呼びます。 さて、そこのあの女の人は、あの重荷を運んでいて、とても貧しい。 彼女は、何の安全をも持っていませんね? 来る日も来る日も来る日も、彼女は生きる - 怯えて、空腹で、汚れているが、彼女は、続けていく。 で、人々が、共同体ごとに、分割されているとき、安全がありますか。 それは、どういう意味か。民族、国家が、他の民族、国家に対して 分割されているとき・・・

学生: いつも対立が、あるでしょう。
36:38 K: いつも対立が、あるでしょう。 いつも戦争が、あるでしょう。
36:41 ゆえに、国籍、民族性は、君たちの安全を否定しつつある。いいですか。 それが分かりますか。 それが見えますか。 で、君は、国籍、民族性より自由になるでしょうか。 「はい、そうです」と言って、国籍、民族性に戻らないでください。
36:59 学生: 私はそれを言えません。なぜなら、そう感じるかもしれませんが、 そのとき、深く内側で、「いいよ、私はヒンドゥーだ」と言うからです。 つまり、その感情を持っていて・・・

K: ならば、それを拭い去ってください。
37:10 なぜなら、それが、戦争を引き起こそうとしているからです。
37:16 学生: 先生。僕は、安全は衣食住だけを意味するとは、思いません・・・ 食べ物と他の物を持っていても、安全ではありません。
37:35 学生: 彼は、安全は、衣食住とそれらだけではないと 自分は考える、と言っています。
37:40 K: 同意します。次は何ですか。 初めに、君たちは、物理的な安全を、持たなければなりません。 ですが、戦争があるとき、その物理的な安全が、人々へ拒否されます。
37:53 学生: 小さな共同体のほうが、大きな共同体より、自分を理解してくれます。 それで、国籍、民族性は、保護してくれます。
38:01 N: 小さな共同体のほうが、大きな共同体より、自分を理解してくれる。 それで、国籍、民族性は役立つ、と。
38:10 K: 私たちは、何について話していますか。 君は、彼女が言ったことを、理解しますか。
38:16 学生: 彼女は、小さな共同体とは、民族や一つの国ですが、 それは、自由であるのより、 自分を助けてくれるだろう、と言っています。 なぜなら、小さな社会の一員であることは、自分を助けてくれるだろうからです。
38:29 K: 私は、君の質問を理解できません。
38:31 学生: その人々を、より理解するのを助けてくれる - それが、彼女がいう意味です。
38:37 K: これは、小さな共同体です。ですね?ここ、私たちが生活するところは。 私たちは、互いに理解し合いますか。 互いに助け合い、互いに愛情深いですか。
38:49 学生: みんなに対して、ではない。 何人かに対して、です。
38:57 K: で、私たちの疑問に戻ってきましょう。 君の未来は、何ですか。 君たちの一人一人の未来は、何ですか。 もし私が君の親であるなら、私はそれについて、きわめて心配するでしょう。 私は、君のために職を得よう、 君を結婚させようとするかもしれません - インドでのそれらの種類のことですが、 君の未来は、何ですか。
39:33 学生: 私たちはどうやって、自分の未来を知ると、考えられるのですか。
39:41 学生: 彼は、自分はどうやって自分の未来を知ると、考えられるのか、と言います。
39:44 K: 知ることはできません。 ですが、君は今、自分が何であるかを、知ることができます。 いいですね?
39:54 学生: それは、自分の考え方と、親たちの考え方に、 依存すると、思います。
40:10 K: 親たちの考え方と、今の君の考え方に、です。 もし君が、国籍、民族性ということに立って考えるなら - ヒンドゥー、仏教、イスラム教などですが、 そのとき、未来は、今の君なるものに、なるでしょう。 同意しますか。ああ、そうではない。 やってください。
40:32 学生: 先生、すみません。 その言葉をお使いになったのを、思い出してください - 障壁を壊して、外へ出る、と。 未来に関して、障壁を壊してしまうと、私たちは、どこに行きますか。
40:48 K: 誰かが、君の英語を、私のために、翻訳してくれないとね・・・
40:53 学生: 彼女は、あなたは、「障壁を壊してしまい、外へ出る」という言葉を、 使われたと、言います。ひとたび、障壁を壊してしまうとき、どこに行きますか。
41:05 K: ひとたび、障壁を壊してしまうとき、どこに行きますか。 君が行く前に、障壁は何ですか。 何を障壁と呼びますか。 国籍、民族性は、障壁ですか。
41:27 学生: いいえ。
41:29 K: なぜですか。それが、戦争を引き起こしています。 君は、それが戦争を引き起こしていると、考えませんか。
41:35 学生: 起こしています。

K: で、それは障壁です。 そのとき、君がどの国籍、民族にも所属しないなら、君は何ですか。 人間でしょう。ですね?それは、何ですか。
41:54 学生: たとえ、ここに国籍、民族性がなくて、みんながすばらしい世界をほしくても、 でも、そのときですら、後で、試験、職、 結婚の問題が、あります。
42:04 K: そうです。ですが、私たちの態度全体、 私たちの生き方全体が、違っているのでしょう。 そうではないでしょうか。 私は、結婚するかもしれません。 君は、結婚したり、職を持ったりするかもしれませんが、 私たちの見通し全体が、制限されないかもしれません。

学生: (聞き取れない)・・・他の残りの世界は、自らの道を進んでいきます。
42:31 そのとき私たちは、苦しむ者たちでしょう。
42:34 学生: 彼女は、言います - リシ・ヴァレーの学生だけが、 これに従い、世界全体が他の道を進むのなら、 彼らが、苦しむ者たちになるだろう、と。 つまり、私たちが、苦しむ者たちになるだろう、と。
42:46 K: もしも、君たちのみんなが、従うか、考えぬいたり、やりぬいて、 国籍、民族性より自由であり、 残りの世界が、君たちがしていることを、しないなら - ですね? - そのとき、君に何が起きますか。
43:04 学生: (聞き取れない)
43:06 K: 君に何が起きますか。 考えぬいてください。 君は、大多数により、抑え込まれてしまうでしょうか。 いいですか? 君は、破壊されてしまうでしょうか。 あるいは、大多数が、君たちに加わるかもしれません。 なぜなら、彼らは、君たちが分別を持っていると、見るかもしれないからです。 彼らは、それらがいかに論理的かを、見るかもしれません。彼らは、君たちに
43:29 加わるかもしれません。 

学生: 彼らはそれを、悟らないかもしれません。
43:36 K: すると、君は、自分の道を続けていきます。
43:40 学生: 大多数が、自分たちは理があっていて、 僕たちはないと考えるなら、何が起きますか。
43:46 K: 大多数は - ちょっとお待ちください。 大多数は、自分に理があると、考えます。 毎年、戦争をすることに、理がありますか。
43:55 学生: それが、彼らが考えることです。

K: 知っています。知っています。 彼らは、自分たちの生き方が、きわめて健全で、理性的であると、考えます - そして、かなり愚かです。 彼らはそれを認めます。お兄さん、私は、彼らとともに、議論してきました。 彼らは、「私たちを放っておいてくれ」と言います。いいですか? 君がやってきて、「何と愚かな生き方か」と言います - 永続的に戦争をしていることが、です。ですね? 君は、「私は考えぬいた。 民族主義者になるな」と言います。 私は、「合理的だ」と言って、あなたを受け入れる - 私は、自分の国籍、 民族性を、片付けはじめますが、ほとんどの人々は、こうしません。 彼らは、それについて、話します - 理解できますか。 ですが、ほとんどの人々は、実際に、「いや、私は、 ヒンドゥー教徒にならない。 私は、イスラム教徒にならない。 私は、カトリックやプロテスタントにならない」と言いません - 何でもない、と。

学生: 国籍、民族性は・・・(聞き取れない)
45:11 N: 彼は、私たちは本当にこの障壁を、解消できない、と言います。
45:14 なぜなら、私たちは、税金を払わなくてはいけないし、一定の義務に、
45:18 従わなくてはいけないからです。

K: もちろんです。君が切手を買うとき、 その一部は、戦争の支援に向かいます。ですね? 君がここから、自分の家に電話を掛けるなら、 君が支払うものは、戦争の支援に、向かいます。 で、君は何をするのでしょうか。 電話なしで、手紙を書かないのですか。 または、あなたは、はるかに深いものを、攻撃しますか。 いいですか。より深いものを、攻撃する。 それは、国籍、民族性を、です。 それは、分離した宗教的な集団です - 私はヒンドゥー教徒だ、あなたはイスラム教徒だ、 私は共産主義者だ、君は民主主義者だ、と。よろしいですか。 世界中のこの分割は、世界を破壊しています。 いいですか?それは見られます。 それは、そこで起きています - ベイルートで、です。バカげています。 で、そのように考えることは、凡庸です。 そのように生きることは、凡庸です。 さて、戻ってきましょう。 君は怯えています。 恐れについて、少し話をしましょう。 私たちは、四日間、一緒に話をしようとしています。 君たちが気にしないことを、望んでいます。 四日間、私たちは互いに話をしようとしています。 明後日などに、です。 さて、恐れとは何ですか。 君が私に言ってください。 君は、気をつけて考えぬき、恐れとは何かを、私に言ってください。

学生: 恐れは、過去に起きたことです。何か・・・未来に、それらを恐れます。
47:22 学生: 彼が言うのは、
47:25 恐れは、何か過去に起きてきたことであり、 恐れのために、それを反復されたくない、ということです。
47:30 K: そのとおりです。で、君は、過去に何かをしましたが、 それが、痛みを引き起こしてきました。君はそれが、 反復されないことを、望みます。 で、それが、恐れを引き起こします。 ですね? さて、君はまた、未来をも、恐れています - 君は、事故を起こすかもしれません。 君は、病気に罹るかもしれません。 ですね?君は、叱られるかもしれません。 で、ちょっとお待ちください。 君は、過去を恐れています。 君は、未来を恐れています。 ですね?。 君は今、恐れていますか - ここに座っていて、です。 気をつけて、考えぬいてください。
48:15 学生: はい。ここには・・・
48:27 K: 赤いランプが点ります。 もう一回、始めましょう。 君は、過去を恐れています。 君は、未来を恐れています。 君は今、恐れていますか。
48:43 学生: 現在に、ということですか。

K: 現在に、です。
48:46 学生: ええ。僕は、未来を恐れています。
48:48 K: いいえ、ダーリン。君は、私が君をダーリンと呼ぶのを、気にしますか。 君は、過去を恐れています。 ですね? 私は、何かをしてきました。 私は、それに怯えています。 また私は、未来に怯えているかもしれません。
49:02 学生: 起きようとしていることを、です。

K: 起きるかもしれないことを、です。 起きるかもしれないこと、起きるだろうことを、です。 で、君は、過去を恐れています。 君は、未来を恐れています。 今・・・現在は今ですが、君は、ここに座っていながら、です。
49:20 学生: 私たちは、人々が自分について、何と思うかもしれないかと、
49:23 恐れているかもしれません。

K: それは未来です。
49:26 学生: ちょうど今、ここに座っていて、自分は・・・

K: 彼らは今、そうしていますか。 君は知らないね。 

学生: ええ。
49:34 現在に - いいですか? - 自分が考える中で、気をつけてください。いいですか? 精確に、ね。 未来、過去。 そして、現在があります - それは今です。 ここに座っていて、です。 君は、ここに座っていて、怯えていません。 で、恐れはいつも、未来にか、過去にありますか。 考えぬいてください。 気をつけて、考えぬいてください。 いつも未来に、いつも過去に、ある。 現在にはない。
50:10 学生: (聞き取れない)

N: 彼は、自分は現在への恐れを持っている、と言います。
50:24 K: ちょっと待って。君は今、そこに座っていて、恐れていますか。
50:27 学生: ええ。

K: 何について?
50:35 学生: 自分のまわりの人々を、恐れています。
50:41 K: 気をつけて、気をつけて。 君は、それを考えぬいていません。
50:48 何かを言う前に、考えぬいてください。
50:51 学生: それは実際には、恐れではない。 それは、自分の意見です。
50:55 K: 君は、起きるかもしれないことを、恐れています。 君は、起きてきたことを、恐れています。いいですか? で、現在に、ここに座っていて、 君は、未来について考えて、怯えるかもしれません。 または、過去について考えて、怯えるかもしれません。ですね? で、恐れは、未来や過去にありますが、 けっして現在にはありません。 君はそれへ、何と言いますか。 ああ、いいえ。同意しないでください。いいですか。 すると、君は、何について怯えていますか。
51:30 学生: 起きるかもしれないことを、です。
51:32 K: または、起きてきたことを、です。

学生: または、起きてきたことを、です。
51:35 K: さて、それは、どういう意味ですか。 気をつけて。考えぬいてください。
51:40 学生: 僕は、何も起きてほしくないです。
51:42 K: いいえ、ダーリン。 初めに、考えぬいてください。 起きたかもしれないこと - いや、初めに、起きてきたこと、です。 それは、どういう意味ですか。 何か気持ちよくないことの記憶、思い出。 思い出、記憶。ですね? 未来は、過去からまた起きるかもしれないことです - 未来 - すなわち、それが起きるかもしれない、という意味です。 ゆえに、どちらも、考える過程です。 明らかですか。 明らかにしてください。 気をつけて、気をつけて。 誰が言うことをも、一つも受け入れないで、考えぬいてください。 言っていることを、理解できますか。 私は、過去を恐れています。 すなわち、二日前に何かが置きて、 それが、私に恐れを与えました。 私は、それについて考えます。 いいですね? それは、起きてしまい、終了しました。 が、私は、それについて考えます。 それについて考えることが、恐れを引き起こします - 起きてきたことについて、考えることが、です。

学生: はい、それは恐れを引き起こします。

K: 起きるかもしれないこと
53:07 - すなわち未来 - について、考えること。 過去について考えること、 未来について考えることが、恐れを引き起こします。
53:14 学生: はい、そうです。
53:15 K: 明らかですか?私は、君のために考えています。君は考えていません。
53:19 学生: はい、そうです。
53:22 K: で、過去について考えること、 未来について考えることが、恐れを創り出します。 で、考えることが、恐れを創り出します。
53:36 学生: で、あなたは、なぜ考えるのか、と仰ろうとしていますか。
53:44 K: いいえ。私は君に、恐れの原因を、指し示そうとしています - それは、過去について考えること、未来について考えることです。 考えること自体が、恐れの動きです。 すると君は、考えることを、どうするのでしょうか。 君は、考えなくてはいけません。 ここから立って、そこへ行くには、考えなくてはいけません。 これは少し、難しすぎます。 私が言っていることを、理解できますか。 で、気をつけて、やりぬいてください。 時間をかけてください。 過去について考えること、未来について考えることが、 恐れ、痛みを引き起こします。 恐れは、痛みです。 

学生: ええ。

学生: 今について考える、自発的に考えることは、恐れを、引き起こさないでしょう。
54:45 なぜなら、現在に、恐れはないからです。

N: 自発的に考えることは、 恐れを、引き起こさないかもしれません。 現在に、恐れはないからです。
54:54 K: ちょっと待って。君は、自発的に考えていますか。
54:59 学生: それができるとは、思いません。
55:02 K: 彼女は、考えることが引き起こす、と言いますが・・・
55:05 学生: ですが、考えることすべては、過去からです。自発的には考えられません。
55:09 K: そのとおりです。君は捉えましたね。 考えることすべては、過去からです。 考えることすべては、過去だけではなく、また未来です。いいですか? これは、少し難しい。 私はできれば・・・ で、君は、考えることを、どうするのでしょうか。君は、考えなくてはいけません - 君は、衣服を着なくてはいけないし、考えなくてはいけません。 歯を磨くとき、考えなくてはいけません。 髪に櫛を通すとき、考えなくてはいけません。 髪に櫛を通し、短く刈ってもらうために、理髪師へ行くとき、 考えなくてはいけません。 いいですね? いいですか。で、君は、考えなくてはいけません。 で、すると、何ですか。 考えることが、恐れを引き起こすが、けれども、君は、考えなくてはいけません。
56:00 学生: でも、そのとき・・・

K: 見出して、見出して。 未来と過去について考えることが、痛み、恐れを、引き起こします。 ですが、君はまた、考えなくてはいけません - 衣服を着る、ズボンをはく、 教育者から聞く - 彼らは君に、数学、地理の情報を与えてくれます。君は、考えなくてはいけません。 で、君はどこで、考えなくてはいけませんか - それは、恐れを引き起こさないのですが。 質問を理解できますか。
56:28 学生: それについて意見を形成するときのように、です。
56:31 K: 何についての意見を、ですか。
56:33 学生: 仮に、自分には確かでないことが、何かある、とします。 それは、起きるかもしれません・・・

K: いえ、ダーリン。君は・・・ 静かに聞いてください。 初めに、原理を捉えてください - 過去と未来について考えることが、恐れを引き起こすけれども、 考えなくてはいけない、ということを、です。
56:53 学生: 今、僕たちは、恐れを感じていませんが、 未来に僕たちは、今について恐れを感じるかもしれません - それは過去ですが。
57:01 K: ええ。ですが、未来に君は、こう考えるかもしれません - やれまあ、私は試験に落第しようとしている、と。 「かもしれない」が、君を怯えさせます。
57:12 学生: いえ、先生。誰かが、私たちは今、恐れを感じていないと、言いました。
57:18 K: 君は今、恐れていない。そこに座っていて、君は恐れていない。もちろんです。
57:23 学生: でも、僕たちは今、恐れていないとしても、 未来になぜ、僕たちは、今について恐れるべきなのでしょうか。 それは、そのとき過去です。
57:33 N: それは、ちょっと錯綜しています。 君は今、恐れていないなら、 なぜ君は、未来について恐れるべきでしょうか - それは今ですが。
57:46 K: 君は、利巧な男の子だね! 考えぬいてください。 考えぬいてください。 君は、こう言っています - 未来について考えることが、恐れを引き起こします。 ですが、何ですか。次の歩み。 私に言ってください。 彼は、何かとても良いことを、言いました。私に言ってください。
58:09 N: 僕は、未来について怯えているのなら、なぜ僕は今、現在に、 怯えているべきですか。

学生: いえ。
58:21 教師: 彼は、こう言いました - 「今、僕は恐れていない。 未来に、今は過去になるだろう。 あなたは、過去と未来だけが、恐れを引き起こせると、仰ってきましたが、 今、僕は恐れていないなら、 未来に、これは過去になるだろうし、 どうしてそれが、恐れを引き起こせますか - 今、恐れを引き起こさないのなら、です。 それは、正しいですか。

K: それはとても利巧ですね。
58:47 学生: はい、先生。今、僕は恐れを感じていません。
58:51 K: これを理解しましたか。考えぬいてください。考えぬいてください。
58:59 気をつけて、聞いてください。
59:02 学生: ・・・未来には、これは過去になるでしょう。
59:06 K: 全くそうです。全くそうです。 未来は、現在です。
59:14 教師: 私が思うに、彼が言ったのは・・・

K: ええ、それが、彼が言った意味です。
59:17 教師: いえ。私は、彼がその感じを捉えているとは、思いません。
59:21 学生: (聞き取れない)
59:24 教師: ええ。ですが、彼は今、何かを言っています。それを聞いてください。
59:27 K: 彼は、未来は恐れであると、言っていました。だが、現在、私は恐れていない。 ゆえに、現在は未来である。 ゆえに、私は恐れを持たない、と。 それが、彼が言ったことです。
59:44 学生: 現在は、未来において、過去になるでしょう。
59:48 K: 現在は、未来において過去になるでしょう。 ゆえに、未来、そこには、何も恐れがない。

学生: ええ、それが彼のいう意味です。

K: 彼はこう言いました - どうぞ、気をつけて聞いてください。君たちはみんな・・・ よく気をつけて、彼に聞いてください。 現在に - どうぞ、見出してください。 気をつけて聞いてください。 それは、とても興味深いのです。 現在に、私は恐れていません。 未来は現在です。 もし私は今、恐れていないなら、未来に私は恐れないでしょう。 全くそのとおり! それは、私がいつも現在に生きている、という意味です。
1:00:38 学生: けっして、未来や過去に、ではない。
1:00:40 K: そのとおりです。 分かりましたか。 君たちがこれを理解したのかどうか、私は知りません。 すなわち、気をつけて聞いてください。 自分たちの頭脳を使ってください。 眠らないでください。 これは、数学の授業ではない - そこでは君たちは、つづけられ、反復し、反復しますが。 彼は、何かとても興味深いことを、言っています。 現在の瞬間に、私は恐れていません。 現在は未来になる。ゆえに、未来に、何の恐れもない。 それは、私がいつの時も、現在に生きている、という意味です。
1:01:25 学生: ええ。ですが・・・

K: 気をつけて聞いてください。 それがどういう意味かを、見てください。 私はいつも、現在に生きられますか。
1:01:38 学生: いいえ、でも・・・

K: それが、彼が言ったことです。
1:01:43 私は、同意するとか、不同意するとか、言っていません。 彼が言ったことを、聞いてください。 それの真理を、または、それの偽りを、見出してください。 私は今、恐れていないなら、未来は、今の私なるものです。 それは、こういう意味です - 私はいつも、今、現在に生きられますか。 理解できますか。 それは、こういう意味です - 私はもう少し、説明しましょう。 それは、未来と過去は、現在に収容されている、という意味です。 分かりましたか。

学生: ええ。
1:02:39 K: 何ですか。気をつけて。私が言ったことを、反復せずに、見出しなさい。 何ですか。
1:02:53 学生: (聞き取れない)
1:03:11 N: 彼は、こう言っています - 僕は今、テルグ語が上手くないかもしれない。 で、僕はそれを未来に投影して、 「僕は未来にどうしようか」と言うかもしれません。 僕は今、数学や、今、テルグ語が上手くないが、 僕は未来に、何をするのでしょうか。 彼は問うています - 現在は恐れの起源になりうるのかどうか、です。
1:03:38 K: 理論は別として、君は怯えていますか。 実際に君は、怯えていますか - 過去、未来について、怯えていますか。
1:03:49 学生: はい、先生。
1:03:53 学生: 今、あなたが、「過去と未来を現在に持ち込みなさい」と仰ったとき・・・
1:04:01 K: いいえ。「持ち込む」ではない。 私は、現在は過去と未来を収容している、と言いました。
1:04:08 学生: すると、過去と未来は、現在へ恐れを、持ち込まないのでしょうか。
1:04:16 K: ええ。 それで、君は今、恐れを消去しなくてはいけません。 分かりましたか。 みなさんは・・・そうね、君たちは、何か真実のことを、言って、止まります。 君たちは進行しません。 君は言いました - つづけて、自分が言ったことを、反復してください。 それはとても良い。 君たちは、ずっと年上のあそこの君たちみんなが、話をしないことを、悟りますか。 なぜですか。
1:04:52 学生: たぶん彼らは、興味がないからか、 または、たぶん彼らは、話したくないからです。
1:04:58 K: なぜですか。 または彼らは、冷笑的です - これはすべて、子どもっぽいことだ。 僕たちは、これらを越えている。 僕たちは、自分の試験に通り、そのことと折り合っていこう、と。 いいですか? いいですか?

学生: または、僕たちは聞いています。
1:05:24 K: または、僕たちは聞いています。 聞いていますか。
1:05:26 学生: 僕は聞いています。

K: いいよ。
1:05:28 君がいう聞くとは、どういう意味ですか。
1:05:31 学生: (聞き取れない)
1:05:32 K: いえ、いえ。さあ、君のいう聞くとは、どういう意味ですか。
1:05:36 学生: (聞き取れない)
1:05:45 N: あなたが何かを仰るとき、僕はそれを観察しています。
1:05:49 K: 君は、耳で聞こえることと、聞くこととの間を、区別しますか。
1:05:57 学生: 聞くことはまた、学ぶことです。
1:06:00 K: もう一回、反復しても、許してください。 君は、聞こえるのと聞くのとの間を、区別しますか。
1:06:10 学生: はい、先生。

学生: 聞くことは、それを取り入れ、それを分析するところです。 ですが、聞こえることは、片耳にただ届いて、 もう片耳から出て行かせるところです。
1:06:23 教師: 聞くことは、それを取り入れて、分析するところですが、 他方、聞こえると、それを片耳に入らせて、 もう片耳より出させます。
1:06:30 K: で、君はこう言っています- 聞くこと、 聞く過程の中で、 君は分析し、問い、疑っています。ですね?

学生: はい。

K: それが、聞くことですか。 君は私に、過去は恐れであり、 未来は恐れである、と語っています。 私は、君に聞きます。私は、君が言っていることが、聞こえます - そこが違っています。 私は君に聞きます。 私は、君が言っていることを、解釈していません。私は聞いています。 それは、私は、あなたが話していることを、吸収している、という意味です。 そして、私は、それの真理を見出すまで、待ちます。 私は、聞いていながら、分析していません。私は聞いています。
1:07:12 学生: それを取り入れていて・・・
1:07:14 K: それを取り入れている。そして、私が完全に聞くまで、待つ。 そのとき私は、進行して、分析できます。 ですが、私は聞いて分析するなら、あなたに聞いていません。 いいですか?それは分かりますか。 君は、眠ってしまいましたか。 または、私たちは一緒に目覚めていますか。
1:07:35 学生: 聞くことは、恐れを引き起こしうると、思います。
1:07:45 K: ああ!それは正しい。 聞くことは、昨日の記憶を目覚めさせるかもしれません。 または、未来を目覚めさせるかもしれません。 ゆえに、君は聞く。自分が恐れているのかどうかを、見出すのですが、 初めに君は、聞かなければなりません。
1:08:08 学生: 聞く過程にあるとき、 恐れていないかもしれません。 恐れるのは、後だけなのかもしれません。
1:08:17 K: ああ、もちろん、そうです。 が、初めに君は、聞かなければなりません。 君は、鳥の歌を聞いたことが、ありますか。 ありますか。はい?そうです。 君は、あの枝のあの鳥を、聞いていて、見ています - 歌っていますね。 そのとき後で、君は、あの鳥は・・・と言います。 その鳥の名前が何でも、ですが、 君は聞いています。 君は、自分の教師、教育者に、聞きますか。
1:08:50 学生: それが退屈なときは、聞かないし、 興味深いときは・・・
1:08:57 学生: 彼は、退屈に感じるとき、聞かないが、 興味深いとき・・・

K: で、その少年は、言います - 自分は退屈しているとき、聞いていない、と。
1:09:07 全くそうです。全くそうです。 それは、教育者が退屈である、という意味です。
1:09:16 学生: いつも、ではないです。先生。

K: うれしいです。彼は礼儀正しくしています - 「いつも、ではないです」と。
1:09:24 教師: 時々だけです!

K: 時々だけです。
1:09:31 さて、ちょっと待って。 戻ってきてください。 君は、恐れより自由になりたいですか。 君は、恐れより自由になりたいですか。 または、君はそれが好きですか。
1:09:57 学生: 恐れを持つことは、助けてくれるかもしれません。
1:10:03 教師: 恐れを持つことは、助けてくれるかもしれません。 彼は、それは動機づけであると、考えます。
1:10:14 K: 君は、恐れているとき、自分の教師に聞いてきましたか。 君は、怯えているとき、いったい聞きますか。もちろん聞きません。 君は聞けません。ですね? 今、私は君に訊ねています。私は、君たちのみんなに、訊ねています - 君は本当に、恐れより自由でありたいのかどうかです。
1:10:39 学生: はい。でも、そのとき、或る種の恐れを持つでしょう。
1:10:42 K: ダーリン。ただ聞いてください。 君は、それより自由でありたいですか。 後で存在するかもしれないと、言わないでください。
1:10:50 学生: はい。
1:10:52 K: 君は本当に、自由でありたいですか。 君は、自由であるために、何をするでしょうか。 君は、自分たちが寺院へ行くのを、知っていますね - ティルパティ寺院や どこかの寺院へ、です。そして、「どうぞ、神様、私は何かをあげるでしょう。 あなたは私に、他の何かをください」と言います。
1:11:12 学生: 商売の取引です。

K: 商売の取引です。 いいですか。良い取引です - それは本当は、腐った取引ですが、 司祭者はそこから、たくさん儲けます。 で、君は自由でありたいですか。 それで、完全に自由である - 今だけではなく、生涯をとおしてずっと、です。
1:11:36 学生: さもないと、たくさんの葛藤、抗争を、経てゆくでしょう。 両親が、何かを言うかもしれないし、 自分は、それを受け入れないとか、受け入れるかもしれないように、です。 で、たくさんの葛藤が、あるでしょう。
1:11:50 K: ええ、そうですよ。 ですが、私は言っています - 君は、それらにもかかわらず、自由でありたいですか。

学生: もし何かを知らないなら、自分は知らないとの恐れを、持ちます。
1:12:08 何かが自分に起きるだろう、と。 その恐れのせいで、そのことを学びます。 で、それは、健康的な恐れです。
1:12:18 N: 自分が何かを知らないことを、恐れています。 で、そのせいで、何かを学びます。
1:12:27 K: 学びは・・・私はそのゲームを、知っています。
1:12:30 N: 彼は、それを継続しています。
1:12:32 K: 彼は、それを継続しています。 彼はまだ、動いていません。 君は、こう言っていますか - 私たちは、恐れをとおして、学ぶ、と。
1:12:43 学生: 僕は学んでいるかもしれません・・・

K: そうです。そうです。 それが、君が言っていることです。 恐れをとおして、すなわち、君が教師に聞かないのなら、 教師は、君を叩くかもしれないし、 君に低い点数を、付けるかもしれないし、君の両親へ、手紙を書くかもしれません。 ゆえに、君は恐れていて、彼に聞きます。
1:13:09 学生: いつも、僕たちが何かを恐れていて、 僕たちはそれをする、ということであるとは、思いません。
1:13:14 N: 彼は、それはいつもそうではない、と言います。
1:13:17 K: いつもそうではない。神様!君たちはみんな、利巧すぎるよ。 私は君たちに、とても単純な質問をしています。 君たちは、私に答えてくれません。 君は、恐れより自由でありたいですか。
1:13:30 学生たち: はい。
1:13:36 K: ありたいですか?

学生: はい。
1:13:40 K: いえ、真剣であってください。 「はい。それと折り合いましょう」
1:13:43 だけではなくて、です。

学生: いえ、自由でありたいです。
1:13:46 K: すると、君はそのために、どんな値段を支払いますか。 コインではない。寺院へ行って、「私は自由でありたい。 私はあなたに、10ルピーを払いましょう」と言うのではない。 君が、「私は本当に、深く、恐れより自由でありたい」と 言うなら - いいですね? - そのとき、私たちは一緒に働きましょう。
1:14:11 学生: はい。自分が本当にしたいことをする。 そして、それを他の人たちのために、しない。
1:14:15 K: ええ。また、君が自由でありたいのなら、 君と私たち三人が一緒に働いて、成し遂げましょう。 私が言っていることを、理解できますか。 働いて成し遂げる - 一歩一歩です。 それで、その終わりに、君は完全に恐れより自由であるように、です。 いいですか。それが、君がしたいことであるなら、 君は、そのために、何を支払うのでしょうか。 お金を、ではない。

学生: 安全を、です。
1:14:41 K: 君は、何をするのでしょうか。 君は、何を・・・そうね、花をあげる。 君は、自分の真剣さ、自分の誠実さを示すように、 何かをしなければなりません。 ただ、「まあ、私は恐れより自由でありたいな。 それについて、すべて教えてください」と言うだけではなくて、です。
1:14:59 学生: 真の自己であれ、と思います。 気取ろうとするようなのではなくて・・・
1:15:03 K: 理解できます。ですが、それに入りましょう。 「私は、これをしなければならない。私は、あれをしてはならない」と言わないで、 恐れの問い全体に入り、 自分が一歩一歩それを終わらされるのかどうかを、見ましょう。 歩みを進めるたびに、それは終わります。
1:15:22 学生: したいことをすることにより、何かへの自分の恐れを、滅せます・・・
1:15:48 学生: 彼は、恐れが何かを学ぶことにより恐れを滅する、と言っています。
1:15:55 K: 学ぶことによって。いいですか。 君がいう学びとは、どういう意味ですか。
1:16:00 学生: 学ぶのは・・・

K: 待って。聞きなさい、お兄さん。 私が文章を終了させる前に、答えないでください。 君がいう学びとは、どういう意味ですか。 記憶することが、学びですか。 いいですか?それに答えてください。 数学を記憶すること、来る日も来る日も、来る日も来る日も、 同じことを、それを暗記してしまうまで、 反復すること、それは学びですか。 それが、君が学びと呼ぶことです。 ですが、私は、それが学びであるのかどうかを、問います、疑います。 学びは、単に反復するだけより、はるかに活動的です。 今、何時ですか。
1:16:42 学生: 恐れを持たないなら、他の人たちに迷惑を掛けるかもしれません。
1:16:47 K: 恐れより自由であることで、君は、他の人たちに、迷惑を掛けるかもしれません。 で、君は、(踏まれる)ドアマットになるでしょう。 それで、私は、自分が彼を傷つけるかもしれないと、恐れています。ゆえに私は、 自分の恐れを、保っておくでしょう。

学生: そうではありません。
1:17:07 恐れより自由であるなら、行って、家々を燃やすかもしれません。 そのとき、誰をも恐れていません。
1:17:17 K: 君は恐れていないなら、行って、学校を燃やしてしまうかもしれません。 やってみなさい。 今、私たちは、止めたほうがいい。 今、11時まで15分です。私たちは1時間15分、やってきました。 君たちは、この種の会合が、好きですか。

学生たち: はい、先生。
1:17:40 K: 私たちは、それを行うでしょう。 明後日、再び会合をするでしょう。 で、私たちは、これをつづけるでしょう。 まず第一に、私は、君たちが楽しんだこと、 良い議論を行ったことを、願っています。 議論する - 理解できますか。 ただ聞いて、「まあ、私は同意するよ」と 言うだけではない。 それは、バカげています。 二、三分間、静かに座りたいですね。そうしましょう。 よろしいです。